「車窓風景⑧」
<<スペイン>>--バレンシア--


5時間に亘るバスでの長時間移動の後、やっと家が見えてきた。

此処に写っているのは、集合住宅であろうか、同じようなドアの入り口が続いている。

屋根にはちい要綱発電のパネルが設置されていて、ちょっと離れた所には、水かオイルか何かの貯蔵タンクみたいなものが置かれている。

窓ガラスに映った反対側の車窓には、チラッと立派な邸宅が垣間見える。

こんな大平原の中にある家の暮らしは、一体どんなものだろうかと、想像してみた。

夜などは澄んだ空気の中で、満天の星空が広がっているのではないだろうか。