「路地裏⑦」
<<インド>>--ヴァラナシ--


突然視界が開けこんな光景が飛び込んで来た。

此処も路地の一角なのだが、空を遮るものが無いから明るいのだ。

この建物は寺院なのである。

こんな路地の真ん中に、寺院が有るのが不思議な気がする。

と言うより、昔から有った寺院の周りに、どんどん家が建ち、寺院を取り囲んでしまったと言うのが事実のようである。

インドでは、人口の急増に行政が追い付かないと言った所が、現実の世界のようである。

生きるためには、神も仏も無いものだ、と言った感じがしてしまった。