「孤独な子牛」
<<インド>>--ヴァラナシ--


たった一匹で、街の繁華街を彷徨う、痩せた子牛の姿。

一体この子牛はどこから来たのだろう、他に牛の姿は見当たらず、街の交差点に佇んでいる。

傍には、この子牛を見守るかのように、誰かの胸像が建っている。

我々以外は、誰もこの子牛に関心を示す人は居らず、典型的なインドの街角の様子であろう。

アラムさんの話だと、これらの牛は飼い主が必ず居て、夜には飼い主の元へ戻って行くのだと言う。

それにしても、親牛はどこに居るのかと気になったものである。