「ブサキ寺院」
--ウブド--


ワヤン君から送られて来た写真の最新作。

聖なるアグン山の麓に佇むバリ・ヒンズー教の総本山ブサキ寺院のオダランの様子である。

バリ最大にして最も重要なこの寺院は、16世紀にゲルゲル王朝の王家の墓として建立された。

以降ウィシュヌ、シヴァ、ブラフマの三大神を祭る寺院を中心に、バリ島各地の寺院を包括する複合寺院として地元民に崇められている。

中央に見える左右対称の割れ門は、悪者が寺院に入ろうとすると、その門を閉ざすとされ、バリ島独特の様式で各寺院に採用されている寺院形式である。