次世代育て鍛える年齢階梯性=子ども・若衆・年寄 向田・火祭り準備作業241228
 次世代育て鍛える年齢階梯性=子ども・若衆・年寄 向田・火祭り準備作業241228

 https://himatsuri.jp/prepare/ 向田の火祭 準備作業241229閲覧が示す、そのプロセス。
 『中日新聞』は伝える。「(七尾市能登島向田町 向田=こうだ の火祭=ひまつり―県無形民俗文化財―は)伊夜比咩(いやひめ)神社の夏祭り」。

 その起源は「越後の国をつくった伊夜比古神(男神)がこの土地を訪れ、伊夜比咩神(女神)と年に一度の逢瀬を楽しむお祭り」(「注目文化」 『のとつづり』)
 時期は「近世では旧暦6月の晦日」。
 「明治二十年代は七月三十一日の条に「夏越祭」と記され」、「「納涼祭」とも称して今日と同じく神輿の渡御と奉燈の随従、大柱松明炎上の義を行っていた」。

●綱ねり
作業担当:子ども・若衆・年寄
シコ(4本綱)は若衆、ミコ(3本綱)は年寄が練る。1本を捻じったものをさらに合わせて捻じり競争する。
子どもは、藁を束にして練っている大人に渡し、年配者は藁叩きをする。

●01 奉燈洗い
作業担当:子ども・若衆
伊夜比咩神社境内にて、奉燈に貼ってある紙を粗方はがす。紙を剥がした奉燈を、近くの用水路まで運びタワシで洗う。

●02 綱ねり準備
作業担当:若衆のみ
「綱ねり」に備えて、綱の設置。藁叩きの機械を始動させる。藁叩きとねり綱作りは、ある程度やっておく。

●03 綱ねり
作業担当:子ども・若衆・年寄
シコ(4本綱)は若衆、ミコ(3本綱)は年寄が練る。1本を捻じったものをさらに合わせて捻じり競争する。
子どもは、藁を束にして練っている大人に渡し、年配者は藁叩きをする。

●94 手松明作り
作業担当:子ども・年寄
年寄衆が子どもに縛り方を教えながら手松明を作製する。

●05 囃子方の練習
作業担当:子ども・若衆
向田集会所玄関前にて小学校6年生から中学生中心で太鼓と笛の練習。

●06 松明しばり・松明おこし
作業担当:若衆・年寄
大木の周囲にシバをゆわえつけ、左右から大ナワでしばりあげる。クレーンで大木を起こし、ささえ木をさしこむ。

●07 奉燈組立て
作業担当:若衆
伊夜比咩神社境内で、奉燈を組み立てる。クレーンを使って起こす。

●08 砂とり
作業担当:子ども・若衆
浜辺に行って、海底の砂を採る。砂を干場に持ち帰って団子にし、御旅所に並べ榊をさしたてる。

●09 祭り
伊夜比咩神社にて、火祭神事 >奉燈広場に向け出発 >奉燈広場に到着、大松明を旋回 >御旅所にて神事 >炎を灯した手松明を回しながら、大松明の周囲を回る >大松明に点火 >神輿・奉燈 伊夜比咩神社に帰還

●10 後片付け
大人は大型、子どもは小型の奉燈を解体し、神社の蔵に片付ける。
車輪は干場に片付ける。子どもは作業後、民宿「さとみ」で昼食、最後に会計さんからお駄賃をもらう。大人は集会所を片付ける。