繫栄の陰で「心許せる対象」=能登・奈良・新宿  「新日本風土記 私の居場所」nhk4K241223
 繫栄の陰で「心許せる対象」=能登・奈良・新宿  「新日本風土記 私の居場所」nhk4K241223

老若男女。そこを問わず。どの階層にも、その性にも、確実に「有り」の話。
 「能登 地震の後、猫を連れひとり自宅に戻ったおばあちゃん」
 「奈良 都市から山へ移住して私設図書館を村人に開放」
 「新宿 同性愛。心許せる相手は<同じ女性」
 「周防 故郷が無人島にならないようひとりで暮らす老人=いつかまたここが人が暮らす“居場所”」

 「是非」でも、「有無」でも、「べき論」でもない。それぞれが「人生の節目に自分の“居場所”を選ぶ」。
 「『私はここで生きていく』と覚悟を決めた場所から日本を見る」。
 見てくれの「繁栄」が、かならずしも「人を救わない現実」。そこが垣間見られるのだが。