漆喰仕上げ、大城の象徴する銅板屋根、眼前に家康築造の天守閣
 漆喰仕上げ、大城の象徴する銅板屋根、眼前に家康築造の天守閣。



中世の山城が、戦国時代を経て近世の平地城へ。変化はほかにも「名城SP」 mhkG210410。

 1)黒塗りの城が漆喰仕上げの「白亜城」に。
  黒く露出の木質部分は戦火にもろい。いわば「防火」の知恵が漆喰仕上げに。

 2)尾張・名古屋の名城。実は屋根が「銅板」仕上げ。
  理由は「城の重量を石垣が支えきれなかった」ことにある、と。それは早くから指摘されてきた。
  瓦屋根を銅板葺きに切り替えて軽量化をはかり、崩れかけた石垣を修復することに。
  傾きかけた築造物を綱で支える場面。その「支える綱」が「荒縄」で牽引している図も紹介されて、驚いた。

 3)大坂城、現存の天守閣は『家康の築造」。
  すでに秀吉の天守閣は、「大坂夏の陣」で消失。焼失ではなく、消失としておくことに。
  現存の天守閣は3代目。
  いえやすのそれが、再建された。もっともこの地は「石山本願寺跡地」と聞いているが。

 尾張城。
 再建当時は「赤がねつくりながら、しだいに緑青を発して緑色に転化」。
 「黒塗り」が「白亜」に転じたのは、「技術革新」ともうしていた、が。
  (手元にあるは広島・鯉城写真に岡山城天守閣写真。見つけるまでは二条城写真で)