移植型漁業の陰陽 捕鯨業の漁村借用160416
 移植型漁業の陰陽 捕鯨業の漁村借用160416. ガラ携写真のリストから一枚.

 碑を撮影
 熊本地震直後のタイミングで厚岸を訪問。その折り撮影したモノで、容量は48キロバイトほど。写真から碑の刻字を判読することは困難であるも。 
 碑の設置場所は真龍(しんりゅう)神社さん。碑の内容は『厚岸町史』に記載があったはず。
 戦前のうちに建立されたと記憶。捕鯨業の漁村進出に、地付き漁業との軋轢があった。

 会社組織の捕鯨業。
 魚体処理で大量の廃棄物を発生する。海洋汚染、悪臭、市場を介さずの構造。捕鯨業進出から10年そこそこ。



 碑面は志野徳助という人の謙彰。
 土佐捕鯨の社長にして、南氷洋捕鯨の開発にあたるも業なばに没した。

 厚岸町の年表に記載。
 「昭和6年 1931年 土佐捕鯨株式会社が厚岸事業場を設置」「後に大洋漁業株式会社厚岸事業場となる。1970年閉鎖)」。

 捕鯨業進出から、しばし時を経て。
 厚岸に捕鯨会社の進出を促すも、地付きの漁業者との間に生じた軋轢、操業受容を円満に納めた。その功績を示す碑の側面ももつ。