ツツジ二題ー前ー 春採湖畔


 ここまで華麗に開花.
 注目してあげなくてわ.それをしなければ、野暮というモノか.

 手前.
 ここに市内最大の書籍店.そこは文化の殿堂を訪れるヒトのまなざし、慰める.

 なかほど、市道の車列.
 遠慮なく炭酸ガスを排出する車が通過.そかにも頭の痛くなる廃棄物を、まき散らして通過する.

 その奥.
 高齢者のための特別養護老人ホーム.居住されるお方の、遠視の目にもバッチリ、か.
 
 けなげに開花.
 <爛漫>の形容がピッタリ.市民は<追肥>のご褒美を、ハズンダことか.