「聞き出す力」では? 阿川佐和子著『聞く力』


「聞き出す力」では? 阿川佐和子著『聞く力』.
 2012年1月の出版であるという.暫く職場の書架に展示されていたが、このたび古書巡りで発見、さっそく入手&よみすすんでいる、も.

 「聞く力」と読んで、「自らの聞きわける能力を向上させるための本」かとおもいきや、そういうことではないらしい.
 ビジネスの社会で、相手のふところにはいって、商談をまとめる.そうした向きには有効なのであろうが、自らの聞きわける力向上には、提示の35のヒントではいささか心もとない、感じ.
 あきまでもこれは、個人の感想ということである、が.

 「人生において、誰かの『一言』がどれほど大切なものであるかを考えるとき、インタビュアーのほんの小さな相づちも、『「きちんと打たなきゃダメだ』と肝に銘じます」(85P).

 「ま、ええやないですか.トークは生ものやさかいに」(鶴瓶師匠 91p).

珠玉(しゅぎょく)の一言も、ちばめられているも.(文藝春秋社 2012年).
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