貴族の別荘&庶民終焉 嵯峨野&化野=十町の距離


貴族の別荘&庶民終焉 嵯峨野&化野=十町の距離
 「嵯峨野」.京都観光の一大スポット.
 渡月橋・天竜寺・竹林・保津川の舟あそび・嵐山のランチ・大堰川の流れ・二尊教院・念仏寺.
 それぞれに体験したことありますです、よ=2003年1月&2011年4月.

 そこを歌舞伎役者に、学者&テレビカメラがたどる「BS朝日 京都ぶらり歴史探訪」.170509夜の放送.

 キーワードは嵯峨天皇(第52代 786-842年).
 この天皇の別荘が大覚寺、ここを愛した点が「嵯峨野」の由来に、と識者=同志社女子大学教授.

 渡月橋=もとは南にある法輪寺橋、それが亀山上皇の「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べて、渡月橋の名が、と.

 大覚寺&大沢の池=嵯峨天皇の別荘にして、池は観月の<あそび>の舞台.
 この時代、<あそび>と申しても仕事につぐ重要事項.

 清涼寺=国宝の阿弥陀三尊像は、主人公光源氏のモデルとなった源融に似せてつくられたと、の伝承.

 野宮神社=光源氏と、その恋に苦しむ六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の別れの場面に登場する舞台.
 (男性が手にした榊は常緑樹でいつも、かわらず.しかし別離を決意の女性をかえることができなかった.嵯峨=性(さが)に女性の運命と宿命がこめられ、この部分の舞台は嵯峨野でなければならなかった、と).