肉筆浮世絵師ささえた大絵馬の信仰 英一蝶の下積み時代
肉筆浮世絵師ささえた大絵馬の信仰 英一蝶の下積み時代
 
 列島に大寒波.そう報じられております.昨日の都道府県別女子駅伝.
 京洛を疾走する女性ランナーとテレビカメラの間には、<雪><雪><雪>.
 大会史上初.そのように放送していました.釧路=雪の朝です.

 昨日はまた<絵馬>の番組を、録画でみておりました.
 江戸時代に見られた社寺に献納する<大絵馬>の話.絵馬作家に
英一蝶(1652-1724年)の居たことが判明.
 狩野派を破門されたのち、肉筆浮世絵の世界で活躍、活躍するまでの間に<絵馬大作>で
暮らしをつないでいました、か.

 かねて美術界の画家連.その裾野の広がり、多数からうまれる少数エリートが
発生する仕組みは、いかようのシステムがあったのか、と.
 ホンノ一例でしょうけれども、有力経済人の信仰=文化投資も画家の育成に寄与した、と.

 御用絵師の業績と活躍が教科書に掲載されるも、その背後に多数の有志.
 <有志>を支えた基盤の一端を、瞥見するの思いを確認することができました.


 (江戸時代後期の船絵馬 網走神社所蔵)

 寒さ、いよいよ二旬日余と.向寒の時季、そのご懸念を申させていただきます.

 詰まらぬ記載でお邪魔させていただきました.ご機嫌よろしく、と。