「創らずに、おられない」 佐藤忠良


「創らずに、おられない」 佐藤忠良.
 北海道立芸術館で開かれた特集展示で、道東の四季像「夏」の作者、佐藤忠良展が開催された.
 展示で示されたエッセイの一文に、下記の記載があった.

●創造への意欲
 「シベリアの抑留生活、ふるさと自慢、食べ物、女の話。ひとしきり話がはずむとだまりこくってしまう。太い白樺の木をといだり、禁制の刃物をとりだしてスプーンやフォークを思い思いにつくる人間は人間であることを叫びながら、懸命にモノつくりに励まないでおられないのだ」。

●自然
 「自然は観察すればするほど、自分の甘い考えや強引な好みに都合よくあてはまってくれないものだということがわかります」。



●坂下という先生
 「坂下という先生が最初のきっかけだったような気がする。バイオリンをひく先生は生徒の輪の中でリズムをとり、私たちは歌いながらよく踊りました。他の授業中でも忠良は絵を描いていいと言って下さると」。

 催事展観時のメモから記載.そういえば、道東の四季像.個別の写真、ストックがないなー.掲載の写真(下)は、「春」像.