2015 04/23 07:59
Category : 書評
放浪の俳人
仲畑貴志著「種田山頭火」.不定形句が定評か.
型にはまらない、思想が洒脱.
そうした趣があるものか、サブタイトルも「かっこ悪いが憎めない 放浪の俳人の旅と人生と孤独」と、表現.
これまで承知することがなかった.本書でその実像を知る.
著者は広告映像の世界で活躍.
「目のつけどころがシャープ」と、評価が高いそうで.
冒頭にある、引用句.
「歩かない日はさみしい、呑まない日はさみしい、創らない日はさみしい、ひとりであることはさみしいけれど、ひとりで歩き.ひとりで飲み、ひとりで作ってゐることはさみしくない」.
記載しておこう.(『NHK知るを楽しむ 私のこだわり人物伝』 日本放送出版協会 2006年12月).