起点 標津線(中)


 起点 標津線(中).標津と書いて、「シペ・ツ」と読みます.

 でわ、標茶と書いて、どう読みましょうか.「シペ・チャ」と読みます.
 標津は野付水道に面した港町.サケの漁獲で著名です.標茶は釧路川の中流域に位置して、酪農のマチです.



 標茶と標津の間に「中標津」があり、「なかしべつ」と読みます.標津村が分村して、新しい自治体が誕生しました.
 酪農を基盤に、温泉と空港、そして根室国の商業圏の中心になっています.

 太平洋岸にイチする起点は、「厚床」です、アイヌ語に語源をもつ地名がならびます.「厚床」は「アッ・トコ」になります.

 標津線.太平洋岸と野付水道をむすんでいます.しかし、さらに標津(シペ・ツ)と斜里(シャリ)をむすんで、太平洋岸とオホーツク海岸をむすぶ構想の一部となっていました.

 知床半島の付け根に埋蔵する鉱産資源の利用.そうした構想のなかに、標津線は位置していたと、考えられています.