豆腐 専門店
 豆腐.
 量販店の豆腐と、専門店の手造り豆腐.違いが大きすぎないか.

 差異.
 差異の代表は規格.豆腐の組成というか、キメの粗密.価格も100円そこそこの量販店と、手造り豆腐なら300円近くするの、違い.
 色は量販店の豆腐は、きわめて白く、手造り豆腐店のそれはいささか微妙な褐色.

 味.
 もちろん異なる.その違いを言うより、老舗の<おでん屋>さんでは、量販店から仕入れているとは思えない逸品.

 『文藝春秋』4月号に、つぎの談話が掲載されている.
 
 <東北地方のある豆腐メーカーの社長が語る>
 「豆腐一丁の原価はだいたい二十~二十二円です.人件費などを入れて卸値はだいたい四十円前後.スーパーはそれをだいたい倍掛けか、少なくとも三割くらいの粗利で・・・・・」.
 (亀井洋志著「イオンは地方の救世主なのか」 2014年).

 読んでいると、日本人の味覚にも大きな影響を及ぼしそう.
 影響が、味覚でとどまると良い、が.