2012 09/14 03:11
Category : 書評
永井路子著『北条政子』。韮山にあった平家の代官・山木兼隆からの恋文が21歳になった政子の身辺に届く。
北条時政は頼朝の岳父でのちに執権を務めるが、発端は平家に近寄った側面。
そこをのちの歴史の経過が示す源氏の背後で存在感を示すのは、貴公子・頼朝の女性に対する用言、手練手管であったか。
いやそもそも、源平の戦いとはいうが、同じ武家の対立で同根の争いであったことの証左なのか。
どなたかが買い求めた角川文庫本が書棚の中に。分厚い一冊、しばらく放置されていたが。
これまで永井文学に接点はなかったが、はじめて手にして読みはじめ。
作者の背景に歴史学者の一家が控えているそうで、その手法には確かな裏付けをもつとされている、が。 (角川文庫 1978年)。
北条時政は頼朝の岳父でのちに執権を務めるが、発端は平家に近寄った側面。
そこをのちの歴史の経過が示す源氏の背後で存在感を示すのは、貴公子・頼朝の女性に対する用言、手練手管であったか。
いやそもそも、源平の戦いとはいうが、同じ武家の対立で同根の争いであったことの証左なのか。
どなたかが買い求めた角川文庫本が書棚の中に。分厚い一冊、しばらく放置されていたが。
これまで永井文学に接点はなかったが、はじめて手にして読みはじめ。
作者の背景に歴史学者の一家が控えているそうで、その手法には確かな裏付けをもつとされている、が。 (角川文庫 1978年)。