祝島 上関町
 祝島 上関町。BSTVでの放送。ビワの段々畑が紹介された。

 段々畑で栽培されるビワ。蕾をつけた段階で枝を選定し、日当たりと風まわりを良くするのだと、する。

 開花は2ヶ月と放送されていた。ミチバチが受粉をうながし、芳醇な果実が結実。そのころ、栽培農家では、選定した枝でしつらいた葉を煎じて、「ビワ茶」として愛飲される。紅茶の風情。

 ところかわって岩手県一戸町鳥越地区。スズタケの加工が、現金収入の糧になってきたという。
 住民は月に一度、けわしい道をこえて観音堂に参拝する。

 昔、観音さまが「スズタケ加工」を教え、かわりに肉食、卵の摂取を禁じたという。
 この風習、戦後までは「祖父のゲンコツをもって護られた」とするが、戦後は解禁された由。

 だから、プラスチック製品がはいりこんだわけでもあるまいが。孫が祖母の加工する手つきを凝視する場面。

 ここまで丹精こめた製品。合成樹脂製品の加工品で満足する時代に、活かしたい。なぜなら、背景に「モノつくり」の維持と言うことが大事だと思う、から。