「嗚呼 同級生」
 「嗚呼 同級生」。『文藝春秋』2月号の特集。夜、布団にはいって、ボチボチ読んでいる。

 冒頭は中曽根康弘氏が語る、同期生の田中角榮氏との因縁ばなし。「質も経歴も異なる、が」と、書く。
 最近になって、我が国の原子力政策をすすめたのは、この二人といわれているが、そこには言及がなかった、ようだ。

 扇千景参院議長の「同級生は天皇陛下」。男性議員が申しては角がたっても、女性議長に申されると、陛下も苦笑というところ、か。

 この雑誌。ながくグラビア紙面で「同級生交歓」なるシリーズを掲載している。
 真の同級生ではないが、それぞれの領域での同年誕生にして、同じ領域での切磋琢磨。

 時代をどうみて、そこでいかなる仕切りを重ねてきたのか。そこは、まことに興味深い。