違いを説明できる
 かつてあった「違いのわかる男」のキーワードは、インスタントコーヒーのコマーシャルでくりかえされた用語。
 でわ、インスタントコーヒーの味の、「なにが違うの?」と、自問していたが。

 お蕎麦屋さんに出かけていった若者が聞いていた。
 「こちらで作るお蕎麦は、家でつくる蕎麦、豚丼なども提供する大衆食堂で出す蕎麦と、どこが違います?」。

 店主は応えてくれた。
 「決定的に出汁が違います」。(若者)「ふむふむ」。
 (店主)「市販のメンつゆのように、化学調味料をつかうことはありません。甘みをだすために糖分を使用することもありません」。(若者)「化学調味料では、だめですか」。

 (店主)「味にまろやかさをひきだすために、『かえし』ということをしています」。
 「何年も使い続けている『うまみ』に、新しい『うまみ』をくわえて、時間を置き熟成させるのです」。

 「違いをわかっても」、「違いを説明できない」と、自分が納得できても、第三者を説得できないのかも。

編集 ルシアン : 違いは比較すればわかりますが、言葉で表現するのは難しいですよね(笑)味覚は人其々ですし・・・やはりお蕎麦屋さんの店主の方のように、客観的な説明がわかりやすいのでしょうけれども、素人はついつい主観的な説明で相手を納得させようとしてしまいます笑()