2011 05/08 09:55
Category : 書評
辻野功ほか編『大分学・大分楽』。 日本文理大学が開講している大分学講座講演録らしい。大分学講座は2002年に始まった。
大学の研究スタッフばかりでなく、在野の知識人が講座を担当している。「豊後学」ではなく、「大分学」としているところに、これからの「大分」にむけた地域振興に資することの意気込みを示そうとしているのかも。
大分学講座開講の趣旨を主宰者の学長が述べ、ゲストに平松守彦氏らが招かれている。平松氏は、大分産シイタケ価格と自動車価格の100グラム価格を比較する。そのうえで、シイタケの方が高い付加価値をもつと、提示する。
マスなら自動車、しかしミクロで、比較すれば?。そういう議論。
河野忠著「大分の『伝説の水』を科学する」が、おもしろいと思った。
「なぜ伝説に」の視点から、背景情報を検討することで、その意味あいを提示している。そのうえで、「新しい名水百選」をうみだしたいというわけ。
肩をはらずに読ませてくれる点が、学者参加の著作らしくなく好感のもてる点、か。(明石書店 2003年)
大学の研究スタッフばかりでなく、在野の知識人が講座を担当している。「豊後学」ではなく、「大分学」としているところに、これからの「大分」にむけた地域振興に資することの意気込みを示そうとしているのかも。
大分学講座開講の趣旨を主宰者の学長が述べ、ゲストに平松守彦氏らが招かれている。平松氏は、大分産シイタケ価格と自動車価格の100グラム価格を比較する。そのうえで、シイタケの方が高い付加価値をもつと、提示する。
マスなら自動車、しかしミクロで、比較すれば?。そういう議論。
河野忠著「大分の『伝説の水』を科学する」が、おもしろいと思った。
「なぜ伝説に」の視点から、背景情報を検討することで、その意味あいを提示している。そのうえで、「新しい名水百選」をうみだしたいというわけ。
肩をはらずに読ませてくれる点が、学者参加の著作らしくなく好感のもてる点、か。(明石書店 2003年)