2011 04/18 06:34
Category : 書評
9月11日のニューヨーク。ビルに航空機が突っ込む同時画像を「戦い」と受け止め、アメリカ合衆国はかつてのベトナムにつづいて「中東でも交戦状態に」と、思いめぐらした人はすくなくないのでは、ないか。
アメリカは戦いが好きだ。また、戦いを維持できるのはなぜか。そんな思いに応えてくれそうな文が、カレル・ヴァン・ウォルフレン「アメリカに甘える時代は終わった」。
前編と後編が『文藝春秋』に連載されているらしいが、目にとまったのは、2011年5月号の「後編」。
国内では軍需産業と国防総省の軸が、国際外交を国務省にかわって国防総省がとりしきる危険ともろさ。
オバマ政権が登場しても手をつけられない軍産複合体。
昨年5月、鳩山政権が撤退した折の「沖縄でできもしない約束をするから」と主張した野党や、メディア。そこには本稿での指摘が、どうも見えているとは思えない。
アメリカは戦いが好きだ。また、戦いを維持できるのはなぜか。そんな思いに応えてくれそうな文が、カレル・ヴァン・ウォルフレン「アメリカに甘える時代は終わった」。
前編と後編が『文藝春秋』に連載されているらしいが、目にとまったのは、2011年5月号の「後編」。
国内では軍需産業と国防総省の軸が、国際外交を国務省にかわって国防総省がとりしきる危険ともろさ。
オバマ政権が登場しても手をつけられない軍産複合体。
昨年5月、鳩山政権が撤退した折の「沖縄でできもしない約束をするから」と主張した野党や、メディア。そこには本稿での指摘が、どうも見えているとは思えない。