家族崩壊
 『世界』、2011年2月号の特集は「家族崩壊という現実」。開いてみると、子どもの虐待・ひきこもり・失踪老人。

 家族が実態を失っているのではーとの指摘。「崩壊」の語から「おのずとくずれる」の状態が想起されるが、そうでもあるまい。

 事態のどこかに、「まとめていく力」をうわまわる「こわしていく力」の存在が、働いている。

 「こわしていく力」の実態。そこを見えるようにするべきだと、思うが、難しいか。