新年 古代
 新年 古代。テレビでの知識を書き込んでおく。

 玉箒(たまばはき)。「たまははき」とも申すか。箒は正月の初子(はつね)の日に蚕室を掃くのに用いるものだが、その素材に《繭玉》を飾り付けた、《玉の飾りをつけたほうき》をさすのだという。

 白馬の節会。こう書いて、「あおうまのせちえ」。正月7日に白馬をひきだし、天覧ののち群臣に宴が用意された。中国の故事によるもので、白馬をみると年中の邪気がはらわれるとする。

 もうひとつ、「ほよ」は「寄生」で、ヤドリギの古名とのことと、ある。宿り木は、梢にあってそこだけが緑であるため、神秘性というか、永続性をおもわせるのだとされる。

 蚕の繁栄、邪気の除去、永続性。願いを象徴する諸事が用意されている。