二葉の里 歴史の散歩道

photo by pacific0035 from OCNフォトフレンド
 広島市東区を歩いていて見つけた、掲示板。「二葉の里 歴史の散歩道」。 

 掲示板はマチ角にある。周囲は大いに変貌したが、江戸時代初期にあった「我羅我羅橋」の由来案内。

 こうした掲示板があることで、「歩いて結ばれた地域の骨格」なるものが、想定できる。

 庶民の息遣い、シンギン、汗。

 マチが鉄道で結ばれ、高速道路で結合されると、歩いてむすんだ地域間の脈絡が見えなくなり、地域間同志の連携も希薄となるような気がする。

 歩いて結ばれた時代は、ほんの50年前まで。鉄道輸送による結合とて、100年の後か先。
 人類は二本の脚で歩き続けてきた。歩くことを忘れて、とうに地域間のつながりのあったことも、失われているのでは。