2010 12/28 03:24
Category : 日記
襟裳岬。12月9日、釧路空港を飛び立ったジェット機。ほどなく目の下に襟裳岬の先端。
語源はアイヌ語で「ねずみ」。北海道の太平洋岸に襟裳岬、様似町にエンルム岬。
地図上ではいかにも骨太に記載されている岬も、航空機内からながめると、か細い線に転じている。
風の強い岬。それがまた名物でもある。歌に「なにもない春」とうたわれて、地元の人が異をとなえた。
ある。波がある、風がある、灯台がある、険峻がある。「なにもないわけがない」。
訪れる人はマイカーに転じた。満員バスが交差し、襟裳観光が華やかは1960年代、か。
秘境は、あえなくマイカーの排気ガスで温度を高め、あわただしく立ち寄って次の名勝地に向かう。通過の岬になった、かも。