山本博史著『現代たべもの事情』
 山本博史著『現代たべもの事情』。食糧問題。1960年代から変化が生じているらしい。読むほどにUSAの世界戦略。依存と、ある意味で従属ともいうべき合衆国の余剰農産物処理に、わが国の戦後復興と、食糧ばかりではなく政策的従属の続くことが跡づけられている。

 1993年、なんのことはない米不足にみまわれた。米屋に意地悪され、都市生活は散々と理解した。そのとき255万トンの米が緊急輸入され、下級品もなんのその途上国の食糧不足に拍車をかけたとする。

 東南アジアでは、工業化がすすんで農地が工場用地に転じ、食糧生産の停滞を結果しているという。
 食糧は必要ながら、工業化の魅力に揺れ動くサマ。粛々と伝えれている。

編集 ペン : 小学校でいっせいに給食なるものが始まった時代から日本人が口にするものが変化してきたのですね。日本の文化が否定され始めた時でも有りますね。温故知新の意味をおえらいさんに考えて欲しいなぁっと感じます