『東大教師が新入生にすすめる本』。
 『東大教師が新入生にすすめる本』。
 100929から読み始めている。雑誌『UP』に投稿されたアンケートを再掲載したものだけに、著者別に記載されたカードを一枚一枚めくって読みすすむ感覚である。

 量が多くて、しかも難解な文章が多い。
 ただ、ねばり強く丹念に読みすすむと、自分の愛読した著作も登場し、読後の感覚の違いや共感を感じ取ることができるのは、楽しい。

 このなかで選書されているのは、学生生活をはじめたときに読んだ本、研究活動をつづけている今、読む本、東京大学出版会から刊行されている本の中から。

 「学生生活をはじめたときに読んだ本」。東大生より東大の教員になるために不可欠な本というのなら、わかる。「これくらいは読んでいた」。そう言いたげなのであろう。

編集 ペン : 本はどうしても好きな分野に偏りがちです。興味があるとかなり難解な文章でも読み解こうと意欲がわきますね^^