天寧(てんねる)神社
 天寧(てんねる)神社は、明治34年1月から操業した《前田製紙合名会社》の鎮守として創祀された神社。

 最初の位置は、現在の釧路町中央7丁目13番から22番付近の丘陵地に設けられたと、伝えられている。

 伝承を守り伝えているA家夫人は、1954年に標茶町から嫁いできたときは、まだ《創祀の地》にあったが記憶があるものの、その場所での祭典に臨んだ記憶はないという。

 神社はその後、中央9丁目在住の個人所有地の山に遷座したのち、現在地に2度目の移転をすることになった。
 現在地は、天寧コミュニティセンター西にある取り付け道路から北に向かって伸びてゆく道先で祀られてある。
 その地は、東釧路炭磺の跡地と、A家夫人は説明してくださった。

 かつて紙パルプ工場を軸に、倉庫・社宅・学校・説教所・神社とあった諸施設。寺院は南の地に移転、神社は東に転じて、工場街の一角をわずかにうかがわせている。

 天寧神社の祭典は、8月の第一日曜日。2010年は7月31日の宵宮、8月1日に本祭が営まれたという。

編集 ペン : 何処かからか祭神を勧請したのでしょうか?それとも奉られている方が主祭神?北海道は神社仏閣が少ないそうですね^^