源氏物語ミュージアム
 宇治は藤原家の別荘にして、『源氏物語』の終章たる宇治十帖の舞台。

 ガイダンス施設として「源氏物語ミュージアム」が設けられてあり、案内してもらった。展示は、物語のジオラマ。
 しかも、映像と音声でコンスタントにケース内の場面がかわり、ドラマを観ている感じ。

 新しい展示手法といえば、違いはないが、ある種の絵解き、図解である。

 10世紀、絵巻物で公開された物語は、21世紀は展示ジオラマで再現。

 物語が執筆された大津の石山寺より、作品の舞台の宇治が、この施設によって一気に関心を集めるようになった言う。

 宇治大橋。別荘地の時代から設けられてあったか。図解があった。さすが、有力貴族の別殿地。