石炭輸送鉄道
 なぜか夢で、乗車した場面を見た。湖面、丘陵、マチ中を、先頭の牽引車の窓越しに眺めながら、石炭輸送車はすすむ。
 炭鉱の選炭場から港の石炭を船に積載する場所までの、旅。

 夢である。
 出発前にカメラを忘れてきたことに、気がつく。「滅多にない機会なのに」と残念がっている自分が居る。
 
 トイレが汚い。これがまた、夢の定番。「用をたすべきか」。真剣に考えている自分が居る。あきらめて、足さずに去る。正解かも。

 現実と理想がないまぜとなる。不都合な点は、「夢でよかった」。物語をしめくくる。