ニューヨーク外国為替市場の円相場は13日午後3時現在、1ドル=124円10―20銭。
坂口安吾の未発表エッセイ発見される
見つかったのは2本のエッセイ。
「インチキ文学ボクメツ雑談」と題した四百字詰め原稿用紙約五枚分と「わが施政演説」400字詰め原稿用紙7枚、こちらは未完成作品。
当時の随筆誌の編集者の遺族宅から出てきたもので、前者は冒頭に一九四六年七月七日の日付がある。全文は五月七日発売の文芸誌「すばる」六月号に掲載されるとのこと。

晋作しのび 散華の舞/下関で135回忌墓前祭
『おもしろき こともなき世を おもしろく』は、高杉晋作 辞世の句。
司馬遼太郎の「世に棲む日々」によると、晋作が死の間際、上の句まで書き下したが、そこで息が切れ、野村 望東尼が、下句「すみなすものは 心なりけり」と結んだ。晋作はそれでよいというふうにうなずき「面白いのう」と言い残し絶命していく。

君が為め 尽くす心は 水の泡
消えにし後は 澄みわたる空
こっちは、人斬り以蔵の辞世の句。
土佐藩での厳しい拷問の末、斬首された彼の陰な人生の中でこの句は明るい。