夜明け前
窓の外から、子供たちが笑いながらはしゃいでいるような
賑やかでざわざわした声が聞こえた。

まさかこんな時刻(午前3時すぎ)に、小学生が?

声はすぐに聞こえなくなった。

寝ぼけていたのか 幻聴か

幽霊か?


目がさめてきた頃に、また声がしだした。
男の声が混ざっている。
中学生だろうか?

聞き耳をたてて・・・・・・わかった。
飲み屋帰りのお客さんたちだ。

んもう~。

単車の音が近づいてきて
玄関のポストに朝刊を入れて立ち去っていった。