2008年04月の記事


認知症
4月29日、今日が祝日であることは分かっていた。

火曜日がプラスチック類の廃却日であることも分かっていた。

去年と違って、祝日もゴミの収集があることを
すっかり忘れてしまっていた。

日に日に頭がボケてきている。

正常さを保っていられるのも
もう限界なのかも・・・。

そのまえに
何が正常で、何が異常なのか
分からなくなってきている。
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記憶喪失
会社の門を出るまでは、記憶があった。
家の玄関を入り「ただいまあ~♪」
「お帰りい~♪」と妻の声。

無事な妻の姿を見て、ほっと一息♪

そこで記憶が飛んでしまった・・・。

病気療養のため帰ってきている娘に
手っ取り早い玉子焼きの作り方を伝授し
骨を気にせずに美味しく食べられる「サバの煮付け」の缶詰を開けて
先に食事をさせる。

「チュモン」とかいう韓国ドラマの最終話のDVDがいつも貸し出し中で
借りられずに、しかたなく「武士(ムサ)」というDVDを鑑賞している妻の傍に・・・。

DVDを鑑賞するときは、いつも傍に私を座らせて一緒に鑑賞させるのが慣わしになっている。(^^;)


見終わって、「終わりかたが・・・。」妻の感想をじゅうぶんに聞きおえたところで
ようやく開放される。(笑)

「今日は、帰ってくの早かったね♪」という妻のことばを何気なくボウーっと聞いていた。

だいぶたってから思い出した。

今日は歯医者さんに行くために早く帰ってきたことに・・・・。

わっちゃあーっ。(^^;)アセアセ
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妻に支えられているわが家
息子が言ったそうである。

「お姉ちゃんには、お母さんがいる。
 お母さんには、お父さんがいる。
 僕には、誰もいない。」

と・・・・。


たしかに私は、妻を見守ることで精一杯で
息子や娘のことは、おざなりになっていた。
申し訳なく思う。

妻がまた、意識障害になりはすまいか。
寒さ、疲れ、喉の渇きなどをあまり感じとれない妻が無理をして
以前のように、命を危険にさらすような事態になってしまわないだろうか。

心配しすぎだろうか?

もし私が息子から、そのような言葉を聞いたら、
何と返答してよいのやら、口ごもってしまうのが、おちかも知れない。

息子からその言葉を聞いた妻が
咄嗟に息子に返答したそうである。

「お前には、3人もおるやんけっ!」

と・・・・・。
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