2025年02月の記事


全体として人に投資の時代か 縮小の時に苦闘の自治体財政
 検証 釧路市2025年度予算 柱と代表的個別施策《『釧路新聞』 250220-0224)

 1.250220ー防災 津波避難タワー整備開始
  1)自動解錠装置を設置、 2)防災無線は更新、  3)建設の始まった大楽毛避難複合施設

 2.250222ー子育て支援 総合センター支援
  4)家族の困り事対応、  5)家庭の悩み増加傾向、6)子育て総合支援センターの開設される交流プラザ幸い

 3.250223ー教育 子供の「生きる力」(教育を通じた国際人材の育成を目指す)
  7)英語教育を充実、   8)いじめ防止へ講座、 9)全中学校区に配置する予定のALT

 4.250224ー経済 稼げるまちへ力蓄え育む
  10)工業用地調査に着手、 11)小中学生に起業体験、10)釧路しごと探求部でアイデアを発表する児童生徒。
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「見ぬふりできぬ」「治療中心の領域に、社会参加を選ぶは画期的」 ひきこもりゼロを実現=秋田・藤里250222nhkG
 「(女性)見ぬふりできぬ」「(学者)治療中心の領域に、社会参加を選ぶは画期的」 ひきこもりゼロを実現=秋田・藤里250222nhkG

男性職員なら見過ごしたかも。福祉担当の女性は考えた。「知ったからには、見ぬふりはできない」。
 青年男&人に優しいが売りの女性が加わり、専門家は「治療中心の領域に、社会参加に道を拓いたのは画期的」。
 「支援を検討していたとき、すでに実践の先行例があった、非常に勇気をもらった」。当時、担当の総理府職員は回顧した。

 生活困窮者自立支援法。初めて「引きこもり」を盛り込んだ法律が公布され、施行されたのだ。
 人口4000人の公共団体。社会福祉事務所の女性職員は、町民のなかに引きこもり者を抱え、頭かかえる家庭のあることを知る。
 「知ったからには・・・・・」。秋田県藤里町の女性。協力者を見つけ、諸資料から実態を調べてみて、知った。「113人も居る」。

 面接し、「どこに行くと良いのだ」。帰ってくる答えに「家から<出たくない>のではなく<行き場>がないのだ」。
 引きこもる要因。それはいろいろ、あった。リストラもあれば、家庭の不和、メンタルヘルス。
 仕事を探すも、あいついで不採用。

 一に共同作業所「こみっと」。開所式に振る舞う<そば打ち>に取り組みも持続せず。
 二に資格取得の講習に、粘り強く参加を求めて、新たな<生きる手段>の豊富化。
 三に「簡単なアルバイトのできる<中間的就労の場づくり>や、<商店街復活の試み>、<地域とのつながりの回復>を図る。

 識者のコメント。「「治療中心の領域に、社会参加に道を拓いたのは画期的」。
 もちろん、男性管理職の壁もあった、「(女性職員が力をそそぐ施策は)本協議会の当面する課題ではない」
 「引きこもり(治療&家族の問題で)職務として期待されるとは<頭が回らなかった>」。

 担当の女性職員。
 「自身は職場で冷静に上司と向き合ったつもりで居たが」「同僚に聴くと、激しく言葉を返していたそうです」。
 自身も三男が<ひきこもり>に陥り、「とてもとても、家族間のみでは解決できぬ」「地域の支援が不可欠」。
 
 恐らく男性では、具体化しなかったかも。育てる、支える、知ったからには、見ぬふりできぬ。
 平成10年に秋田県藤里町で着手。法制化はその後、15年。施行されたのは17年後になっていた。
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 「百人居れば、百の歴史」 オーラルヒストリーとヒアリングの研究倫理250220
 「百人居れば、百の歴史」 オーラルヒストリーとヒアリングの研究倫理250220

平成28年,、尼崎市は市制100周年を迎えた。先立つ80周年の時。
 同市の地域研究史料館は<聞き取り調査の方法>を積みあげて、市制100年に『たどる調べる尼崎の歴史 : 尼崎市制100周年記念 上、下巻』に造りあげることをめざした。
 「人を育てる史料館」に転じ、<めざす>具体的事業の出発であったかも知れない。

 『地域史研究』に民俗学者は「そこに百人の人が居れば、百の歴史がある」「聞き取り記録は地域の歴史文化財」と書いた。
 記憶は薄れて、人の死で永久に復元できない記録で残さ根ければ。
 <聞き取り>による史実記録は「オーラルヒストリー」と、呼ばれるようになった。

 オーラルヒストリーとはなにか。大妻女子大学長は二つの論点で示している。
 「現存する人々から過去の経験や体験を直接聞き取り、それを記録として取りまとめること」。
 「その記録・証言をもとにした研究および調査の手法」。
 (「―学長通信―語ること、聞くこと、書くこと―オーラル・ヒストリーの読み方」
 大妻女子大学長 伊藤 正直 https://www.otsuma.ac.jp/news_other/info/97394/ 230701)

 次の段階での課題。それは「ヒアリングと研究倫理」の問題、
 問題を解くカギを「公的立場にある、話者の同意と理解、収集錠方法と収集データの公開」。
 たとえば、国学院大学は以下のように、示す。
 https://www.kokugakuin.ac.jp/assets/uploads/2023/01/56d81458d6876eb834f5d439775ca731.pdf
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「苧麻」はイラクサ科カラムシ 「苧麻 華中・華南が産地」知らずに過ごした小学生時代250222
 「苧麻」はイラクサ科カラムシ 「苧麻 華中・華南が産地」知らずに過ごした小学生時代250222
  「苧麻」は「ちょま」と読み、「イラクサ科カラムシ 学名:Boehmeria nivea var. nipononivea」のこと、ですかー。
 小学6年生か中学1年の頃と記憶。教科書に「苧麻 華中・華南が産地」と登場した。
 小学校低学年のころ、地図で見て、昔の教科書で読んだ「満州」がサッパリ書いていないこと。
 代わって「華北・渦中・華南、東北」の地域区分にも<なじめ>なかった。
 加えて「苧麻」の正確な読みを、理解できなかった。「おま」と読んでみたり、「ちょあさ」と読むのか、迷ったものだ。

 思えば、教員から説明を受けた記憶なく、教科書を読み上げさせられることもなかった。
 『漢和辞典』で語句を引いた記憶もない。学部に入って、柳田国男著の「木綿以前のこと」を引用した、読売新聞社『日本の歴史』シリーズのなかに、庶民が来ていた衣服は麻。
 木綿生活が始まって、それは「衣革命」と読み、実に歴史学の<おもしろさ>を実感。

 しかし、その麻と「苧麻」は結びつかず、なにやら、「苧麻」とはテントや船帆に活用。
 そんな知識が<おぼろげ>ながら、頭に浮かんできていたと、おもう。
 今、「苧麻」は「ちょま」と読み、「イラクサ科カラムシ」と知る。
 すると、「イラクサ、ウルチカソウ、ネットル [英]Nettle [学名]Urtica Thunbergiana Sieb.et.Zucc、Urtica spp」と知り、にわかに別な記憶に連なってきた。、
 
 イラクサ。若芽のうちは「摘んで、おひたし」。祖母から「戦時中、集荷して乾燥し、生地をつくり洋服に」と聞かされた。
 聞かされたのみではない。着せられた。特に、夏。小学校休学前の、モノのない時代。
 着用すると半袖シャツから無出しになった<腕の皮膚>に、イラクサの繊維が直接降れる。
 「チカチカ」「ムズムズ」。その独特の刺激は、なかなか苦痛。やがて、皮膚は感じなくなるも、

 食用に、採草もトゲと言うか、手を伸ばして<摘もう>とすると、指策に<こたえた>、
 長く、庶民の衣服の原材料であった、麻。神事の神具にも訳だっている。そう聞かされ庶民と麻の、実に長きにわたる付き合いに思いをはせた。
 250222朝 BS4K nhk 放送「美の壺 麻」から、往時の記憶と国民生活との深い関係。
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太陽の恵み×ヒトの愛情=しぶ柿が甘い干柿に 「業 ごう」=遺伝子伝承の知恵か=「転ずる」の意味250220
 太陽の恵み×ヒトの愛情=しぶ柿が甘い干柿に 「業 ごう」=遺伝子伝承の知恵か=「転ずる」の意味250220

太陽のめぐみ=しぶ柿の<しぶ=にが味>の元はタンニン、水溶性のタンニンが日光にあたり不水溶性のタンニン=甘味を感じさせる要因。
 「(タンニン)なくなるわけではない」。

 人間の愛情=<天気や湿度に配慮、水分調整のため柿をもむ、長い間丁寧に手を加える>が不可欠。
 因みになぜ、しぶ柿はシブイか。
 それは、「大事な種子が未熟な時に、カラスなどに食べられてしまっては、柿存続の危機!」。
(趣旨&掲載図 共にウェザーニュース「太陽がアレを変身させる!  渋柿を干すと甘くなる秘密とは」)
 https://weathernews.jp/s/topics/201811/040085/ 2018/11/04 14:17


 「しぶ柿は、太陽の日光にあたることで<渋さ>がなくなるわけではなく、そのママの状態で甘味に<転じる>のだ」。
 「おごり、たかぶり、よこしまの、悩める凡人」が「そのまま救済の対象」。
 そうした比喩の<譬え話>として、この一節を紹介されたことが、ある。

 たとえば、「おごり、たかぶり、よこしま」は、人間から消えることはない。そう受け止める宗旨が伝わる。
 他方で<取り除く>をめざす<業>の世界もある、が。ために戒律を重ね、また、座る。

 前者の「人間から消えることはない」の立場は、いかなる原因、結果、そして因果をむすびつける縁起を説明するか。
 そもそも「おごり、たかぶり、よこしま」の「業 ごう=営為&たしなみ」は<なぜ>怒る。
 親から子、子から孫。「良き遺伝子を残せ」。その<(良き遺伝子を残せの)シバリ>に絡められているから、か。
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肉体労働から変化、疲労に質の変化か 片野秀樹博士すすめる「活動、疲労、休養、活力」250219
 肉体労働から変化、疲労に質の変化か 片野秀樹博士すすめる「活動、疲労、休養、活力」250219

 慢性疲労症候群。発症した家族と向き合っている。一に倦怠感、二に不安感、三に筋肉痛。

 23年3月=異変→同 5月=無理した野外作業が引き金、極度な倦怠感、売薬服用後、薬効切れると再発。
 同 6月 =医療機関受診、同 12月=腹部筋肉痛で家事負担不能
 24年2月=COVID-19感染、短歌の会も休みがちに。
 24年11月=車運転返上、日に1500歩行が、以後300歩程度。女性団体の会合も欠席。

 現在。不安感&筋肉痛は緩和されつつあり、胸のモヤモヤ不快感はどうやら解消、内臓や血圧の疾病予感は<異常なし)。
 原因不明とされるも1970年代、知る人も居ない地で衆目を集めつつ、<朝7時から夕7時までの留守番>、その間のプレッシャーが応えていた。
 医師指摘の発症要因は「持続的な疲労と過度のストレス」。周囲は「ガンバリ過ぎ」、と。

 CBCテレビ配信、ネットの記事。
 「日本人の8割が疲れている」寝ることだけが休養じゃない!? 医学博士が推奨する"4つの疲労回復サイクル"とは? 
 ラジオ番組2月15日放送=『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)で、一般社団法人日本リカバリー協会代表理事、医学博士・片野秀樹の語り。

 疲労の質がかわった。回復方法にも<肉体労働的な『寝れば、なおる』ではない>回復方法。
 そういうことらしい。詳しくは下記URLによる。
 https://news.yahoo.co.jp/articles/792bf0022ba8b8c024b558638842b43a8d0397ae

 その内容は「活動、疲労、休養、活力」。確かに、毎日、寝たきりでは血液の循環にも支障ありや、確実に歩行能力は落ちる。
 <リハビリ!>。そう称して<別な景色>との接触を日々、促している。
 そんなことを考えていたら、夏にご来釧のお方から写真を一枚。
 <まもなく開花の梅>。掲載しておくことに。別な景色、ハートに刻んで。
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三木露風―龍野城―脇坂淡路守―蝦夷地寺院―北斗市・トラピスト修道院―赤とんぼ 北海道との縁250218.
 1889年生まれの人が1920年。と言うから31歳の時。
 その時から「4年間、日本文学の講師として修道院に滞在し、『赤とんぼ』『野ばら』などの歌詞はここでの体験をもとに生まれたと言われて」いる、と。
 (北海道北斗市観光協会「三木露風の詩碑」
  https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005230080_00000 )。

 「赤とんぼ」。その詩情、それに歌われる種は<なんとも北海道的>。
 歌詞を耳にするたび、なんとなく念頭におもうけべてきたけれども。
 母が離婚で婚家に露風を残したまま、居なくなり祖父母が養育。次第に文学に傾倒すると。
 そこを山田耕筰が<哀調こめて>作曲。そういうことのようだ。
 「NHK名曲アルバム 赤とんぼ」では、龍野川、たつの市街、龍野城へとシーンが変わる。
 龍野城は江戸時代中期の寺社奉行 脇坂淡路守 安董(わきさか やすただ)居城ではないか。
 脇坂の名は蝦夷地建立の三寺院―有珠・善光寺 様似・等じゅ院 厚岸・国泰寺―建立時の担当奉行一人(在任 寛政3年―1791年 34最―~文化10年―1813年 53最―20年)

 蝦夷地寺院創設後には「三業惑乱 さんごうわくらん」。
 「西本願寺の教義をめぐる争論」にして、「大谷派の香月院深励の影響を受けて仏教教義に通暁していたこともあり、かなり踏み込んだ調べ」を行った。
 「文化3年(1806年)7月11日に判決を下し、西本願寺に対して宗門不取締の咎ありとしたが、宗教の教義をめぐる争論であることも考慮して、100日間閉門という軽い処分」

 「安董のこの判決は名裁きであると、老中首座松平信明からも賞されている」とされる。 三木露風―龍野城―脇坂淡路守―蝦夷地寺院―北斗市・トラピスト修道院―赤とんぼ 北海道との縁250218.
三木露風は国立国会図書館「近代 日本人の肖像」に、その経歴とともに紹介されている。https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6246
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商品流通を税把握&貿易収支是正 1886年「(蝦夷地)御試交易」に読む田沼重商主義政策の意味250212
 商品流通を税把握&貿易収支是正 1886年「(蝦夷地)御試交易」に読む田沼重商主義政策の意味250212

■払拭されつつある「賄賂政治家」の悪評
 1)享保の改革、寛政の改革、天保の改革=3つの改革に勝るとも劣らない変革をもたらした。
 2)政権を掌握した意次が注力したのが財政再建。農業中心から商業を基盤とする財政への転換に取り組む=「重商主義政策」と呼ばれる。
 3)商工業者の同業組合に「株仲間」を奨励し、営業の独占権を認めた代わりに「冥加金(みょうがきん)」という営業税を納めさせた。
 結果、1760(宝暦10)年から1786(天明6)年の間に、大坂では80件前後の株仲間が認可されたようだ、とする。
 4)長崎などで行なわれる海外との貿易も盛んに推進し、年貢米だけだった幕府の収入の多様化を図る。
 5)つまるい「改革は貨幣経済を発展させた上、文化や学問にも刺激を与えて盛んになるなど、財政以外の分野にも効果」。

 しかし一方で、
 6)賄賂や不正が横行するなど、負の面も少なからずあったとの指摘。
 7)江戸の4大飢饉のひとつといわれる天明の飢饉(1782〜1788)をはじめとした天災が重なると、米価の高騰と農民による暴動の頻発を招いた。
 8)「寛政の改革」で再び農業重視の政策に戻り、株仲間による冥加金収入が幕府財政にどれだけ寄与したのか、疑問視する向きも→田沼政治は徹底的に否定。

 いわば功罪含めて、
 8)幕府の収入の多様化を図り、商業の重要性を認識させたことは先駆的な政策
 9)幕府で重商主義が根付くことはなかったが、幕末に力を持った藩は、いずれも商業による藩財政の活性化に取り組んでいる。
 10)やがて日本が迎える近代化の起点として、田沼政治を捉えることもできそう。

 田沼意次が目指した「重商主義」とその再評価  2/12(水) 16:00配信  歴史人  https://news.yahoo.co.jp/articles/c77cff1db06fa656df902e0961b11f1b90692889
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商品流通を税把握&貿易収支是正 1886年「(蝦夷地)御試交易」に読む田沼重商主義政策の意味250212
 商品流通を税把握&貿易収支是正 1886年「(蝦夷地)御試交易」に読む田沼重商主義政策の意味250212

 このところ田沼時代の経済政策に二つの知見があることに気がついた。
 25年2月12日。ネットでは「払拭されつつある『賄賂政治家』の悪評」(歴史人 『田沼意次が目指した『重商主義』とその再評価」 251212)。
 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2025144433SA000/index.html
 NHKETV「なぜ立て続けに「改革」した?(1)徳川吉宗~田沼意次」(『3か月でマスターする江戸時代 (6)』 250215再放送)
 https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2025144433SA000/index.html

 1980年頃のことだが、常設展示のシナリオを検討する過程で、<教科書などで取り上げられている田沼意次像が、日本東方史のなかでは不可欠>と考えたことがある。
 岩波書店の『日本思想体系 44 本多利明 海保青陵』を読みながら<重農主義に対する重商主義が幕政に果たした意味>を模索した。
 1885年と86年。幕府は蝦夷地を対象に最上徳内、青島俊蔵らを宗谷・択捉に送り込み、北方調査を実施している。

 その成果と言うか、その後の推移。
 蝦夷地水産物を長崎に送り、対中国輸出品として本邦から<銅輸出>を削減する施策。
 この調査で釧路炭田の石炭資源が確認され、安政期の箱館開港では提供する薪炭の対象となった。
 ウッルプ島にロシア艦船の報を得て注目。そんな報ももたらしている。

 江戸三大改革が進行中。米経済の破綻で「米価下直、諸色高直 べいかげちょく しょしきこうじき」=しなわち<米の値段が下がりつづけ、諸品の価格高騰>の推移。
 なかで年貢低迷、幕府財政悪化を立て直す。田沼はその期待を背負うことになった。
 筆者は思いのうえに、<田沼意次肖像を一点>パネルに挿入するのであるが。
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父と遺物採集の空き地で 工業団地造成・報道合戦+見学の波・国営公園 邪馬台国位置論争、決着はせず250208
 父と遺物採集の空き地で 工業団地造成・報道合戦+見学の波・国営公園 邪馬台国位置論争、決着はせず250208

NHKGが2月10日に放送「アナザーストリー 吉野ヶ里が燃えた 〜邪馬台国をめぐる平成の大フィーバー」(初回放送日:2023年9月22日)。
 
 三視点は以下の3点であった。か。
 1)工業団地造成計画 学芸員発掘調査 地元メディア取材蓄積 工業団地造成進む 
 2)西日本新聞論説委員 佐原眞 NHK,朝日スクープ、工業団地造成停まる
 3)特別史跡 松本清張の目 国営公園

 工業団地造成計画がもちあがり、長くつつかずであった空閑地を行政発掘で遺跡分布調査が始まった。
 担当調査員は、所在地の近郊で育ち「子どもの頃、父と遺物採集をしたこともある」。
 長じて国学院大学に学び、県脅威に調査員として奉職。発掘が始まり、データ記録後は埋め戻す作業が始まる予定であった。

 地元メディアは緻密な取材記録の蓄積。しかし、この<遺跡の意味>には「思い至らなかった」と。
 埋め戻し工事の日程が固まってくる時期、地元新聞社編集委員が行動を起こした。
 奈良国立文化財研究所の知人を訪問して、経過説明。

 その専門職は大手メディアの東京本社に情報を提供したのち現地入りを。
 着目は「魏志倭人伝―邪馬台国―卑弥呼」の対象遺跡かも。全国から向後岳ファンがかけつけることに。
 工業団地造成計画は停どまり・・・・・・。話は続くのであるも。

 地元メディアに「魏志倭人伝―邪馬台国―卑弥呼」の可能性は思い至らず。
 地元メディアの報道では考古学ファンも殺到することなく、工業団地造成も止められず、と。
 番組の内容紹介。合同会社ワライト Walight LLCの「吉野ヶ里のアナザーストーリー。フェイクニュースの熱狂が奏功」2025/02/11。その紹介がマトを得ているの、思い。
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高齢者はむしろ知的資産家 判断力・総合力=結晶性能力は加齢で高まる可能性 折茂肇250202AREA
  高齢者はむしろ知的資産家 判断力・総合力=結晶性能力は加齢で高まる可能性 折茂肇250202AREA

「高齢者はただの老いぼれではない、むしろ知的資産家」。
 その見出しに魅かれて、ネットページを開いた。「90歳医師が訴えたい『発想の転換』とは」のキャッチフレーズも目に留まった。
 「25年2月2日 12時02分配信」のAERA dot.記事。

 書影を掲示した著書の出版を機械に、講演も開かれたようだ。ポイントは末尾に記載があって、この一フレーズ。
 「高齢者は弱者や役立たずなどではなく、むしろ<知的資産家>といえるのではないだろうか」。

 「結晶性能力は年齢を重ねてからより高まる可能性があることを理解し、そのような高齢者の能力を活用する方策を考えることこそ、この超高齢社会に求められる「発想の転換」といえるだろう」。
 ここで「結晶性能力」とは「判断力、総合力など」。対局に「流動性能力」=記憶力、計算力などをあげる。

 加齢によって臓器や運動量は衰える。が、「結晶性能力は年齢を重ねてからより高まる可能性」と述べている。
 医師、研究者として思索の果てに、たどりついた<思い>ではない。
 ドイツの著名な哲学者ヘーゲルの言葉。「ミネルバのフクロウは日暮れに飛び立つ」に発する核心。

 「フクロウは、ギリシャ神話に出てくる女神アテネ(ミネルバ)の象徴」にして、「知恵や技芸、学問などをつかさどる」。
 若き日に、その言葉に感銘を承け、「たそがれにこそ<知恵が飛び立つ>」と受け止めた。
 高齢者を「社会にとって有用な知恵を授けることができる」。
 「社会から必要とされることはあっても、排除されることはないはず」。
 東大退官後は、東京都老人医療センター院長や健康科学大学学長を務めて92歳の提言。
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1988年~20年間所得の伸び率分布 先進国富裕・同中間・新興国中間 エレファントグラフETV
1988年~20年間所得の伸び率分布 先進国富裕・同中間・新興国中間 エレファントグラフETV

教育テレビでt中学生向けの番組。20分間の放送で紹介された「エレファントグラフ」。 「グローバル化の影響」。その可視化像として図示された1988年~2008年、20年間の所得伸び率の分布。
 その線グラフの形状が「像の姿」を連想させる奇跡となった。

 格差拡大。政権が隠しておきたいバブル崩壊後の「所得分布の偏り」。
 高度経済成長期を経て、結婚・出産後の就業、つまり<女性の社会復帰>が、「M字グラフ」で示された。
 以来、刮目の図化表示。なるほどねー。

 さて、どう読んだらよいか。東京財団政策研究所が示す、
 https://www.tkfd.or.jp/research/detail.php?id=2792  このページ
 「エレファント・カーブをどう読むか――貧困と格差への対応  January 20, 2017」を紹介しておくことに。
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『魏志倭人伝』・邪馬台国・卑弥呼 1986年発掘「吉野ケ里遺跡」250210
 『魏志倭人伝』・邪馬台国・卑弥呼 1986年発掘「吉野ケ里遺跡」250210

 「調査はもう良いでしょう、吉野ケ里遺跡に案内します、北海道で<国立九州博物館建設>の啓発をお願い」。
 調査先で告げられ、職員お二人に同道されて、自家用車で吉野ケ里遺跡に案内された。
 1991年10月23日のことであったと思う。福岡市の研究会で巡見がわりに佐賀市に向かった。

 鍋島家旧蔵絵図にある一点を、写真撮影する予定で赴いた。佐賀入りして二日目の午後のことだ。
 今、計測するに13.2キロ、車で30分の道のり。史跡の保存がすすみ、墓壙・床柱穴、高床式住居復元。
 とにかくそのスケールの大きさと、緻密さ・濃密さに圧倒された。

 特別史跡に指定の吉野ケ里遺跡。所在地は佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843。
東を田手川、西を三本松川に囲まれた一帯に広がる環濠集落。
 環濠集落とは、「外敵の侵入を防ぐために周りを柵で囲み、壕を巡らせた集落」「弥生時代の代表的な集落の形態」とされる。
 吉野ケ里遺跡こそ、その代表例なのだ。

 一昨日、「吉野ヶ里が燃えた 〜邪馬台国をめぐる平成の大フィーバー」NHKアナザーストーリー 初回放送日:2023年9月22日の再放送をみた。
 思い巡らすにすでに34年前のことになる。見学時の驚きと、新鮮さ、教科書に読んだ弥生文化を、今にしてたどっていた、のだ。
 遺跡所在地の近くに育った専門職員が、工業団地造成対象地なって土地買収計画が動き出した時点から、始まる。
 
 開発地の行政発掘調査が86年にスタート。発掘が進むにつれて、その<意味の重要性>を確認する。
 発掘調査が終わると、造成予定地は埋め戻される。なんとか、国の機関の専門家に立ち会ってもらいたい。
 専門家の来県は埋め戻し工事予定日から7日後のこと。現地の専門家は頭をさげる。

 「なんとしても見てもらいたい人が居る、それまで工事を止めて・・・」。
 工事担当の責任者は、その懇請を受け入れる。そのやり取りが、当の本人同士の会話で紹介。
 89年2月。朝日新聞とNHKがスクープ。激しい報道合戦が展開。
 地元新聞の記者は「当初から小まめに取材を積み重ねるも、どうしても『魏志倭人伝・邪馬台国・卑弥呼』まで、思い至らなかった」。
 悔しがる。案内されたのは、両社の大スクープから二年半後。余韻、冷めきらぬうちであった。
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日本の強靭な側面、その水脈 非植民地化・民主主義・小作解放250210
 日本の強靭な側面、その水脈 非植民地化・民主主義・小作解放250210

 1931年かに尾幌川中流域の農場で、小作人たちが異を主唱した。 
 1955年当時、畑作農家経営体数125戸ほど。道のり500メートル内外に農業経営体が存立する海岸線に位置する盆地農村。
 住民の大半は開村50年を経過したばかりの<顔なじみ>。平穏な集落で<小作騒動>。

 信じられぬ事実、1973年に刊行された集落を取り囲む自治体史の記載で知った。
 記載したのは酔うと家人にバイオリンを持たせてきて「船頭小唄」を演奏。
 のちに、この方。実は中核都市の歌人会長も務めた、なかなかの<粋人>であった。

 史料は存在かもしれないが、そこは表面には出さずに、若き日の記憶で記載。
 しかしすでに学部を終え、記載者を幼いころから知る筆者は即座に思った。
 「農地改革、それはGHQが示した戦後5大改革の一ではあるが」「しかし、先行する動き=古作者の地主に対する発意と行動が先行してあった地域もある」。 

 そこから、敗戦で暖雑。そうかもしれないが、戦後改革の前提は、すでに昭和初期までに一部には顕在化していた。
 その思いを更に高めと名が、野口悠紀雄氏が「戦前と戦後、繋げて考えよう」。
 そんな提言異に接したtのは20世紀も末のこと。

 25年2月。 「民主主義は米国のプレゼントなどではない――100年前に達成されていた日本の民主的政治体制」を読んだ。
 「政党の存在意義がわからなくなるようなケース」「政党支持率が落ちても政党の存在を前提とした政治システム自体はびくともs8ない」。
 そう設問し、村井良太著『「憲政常道」の近代日本 戦前の民主化を問う』( (NHKブックス 1292 250127)を紹介する。

 https://mag.nhk-book.co.jp/article/67093  「NHK出版 民主主義 アメリカから」のキーワードでたどりつける。
 大航海時代に植民地化を避けた戦国日本。戦後民主主義の前提に大正デモクラシー、農地改革を誘導した小作騒動発生地。
 意外に強かった日本。戦前と戦後を結節する<水脈=伏流水>として記憶しておこう
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人間力」定義=「社会を構成し運営」「自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」030410
 「人間力」定義=「社会を構成し運営」「自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」030410

 人間力。このキーワード、いつ、どこで、なんのために。

 答えてくれるのは、内閣府が諮った人間力戦略研究会がまとめた『人間力戦略研究報告書』(2003年4月10日)。
 「はじめに」部分の4ページ。「■人間力をどうとらえるか」の項で「本委員会の採用した人間力の定義とは」が、ある。
 その述べるところは、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」。
 https://www5.cao.go.jp/keizai1/2004/ningenryoku/0410houkoku.pdf

 企業は休職希望の若者に、「即戦力」を求める。
 そこで「即戦力とは何ぞや」。そこのところを尋ねてみるに、戻ってきた答えの一つが「人間力」。
 求められる期待像。それって、「人間力=着想力、開発・提案力、付加価値創造力」と
翻訳すべきか、と。筆者は考える。

 そもそもなぜ「人間力」を、若者に期待することになったのか。
 前掲『報告書』は記載。「文部科学省は、近年の教育改革の中で、自ら学び、自ら考える力などの『生きる力』という理念を提唱してきた」と。
 続けて「人間力」とは、「この理念をさらに発展させ、具体化したものとしてとらえることができ」。
 「現実の社会に生き、社会をつくる人間をモデルとし、その資質・能力を『人間力』として考える」。

 確かにそうであろう。ただ、そうしたことを政権の中枢にある内閣府に言ってほしくない。
 なぜなら。2,003年と言えば。バブルがハジケて政権は金融機関の救済に忙しかった。
 地方財政の悪化が始まり、国家の教育投資はOECD加盟国中、最下位にあった。
 成長路線はシボミ、国民総所得の低迷が始まっていた。日本の経済大国の地位が揺らぎはじめていた。

 「次世代に期待」では遅い。公共に頼るはすでに出来ず、なにより<企業人として育てる職業教育の余裕なし>の段階ではなかった、か。
 前段の「社会を構成し運営する」を教育界に求めるのは否定しない。しかし後段の「自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」。
 それは政治家と企業人、雇用勤労者にまず要求されて然るべし。積年、思い続けてきたが。
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「一極集中」「原野商法」「省エネ&省資源」 国土分散目指した『日本列島改造論』720620
 「一極集中」「原野商法」「省エネ&省資源」 国土分散目指した『日本列島改造論』720620

 荷物の整理を始めると、記憶にも残っていない種々が、開封される。
 『北海道新聞』、その一面の企画記事。「日本改造と北海道」。
 現時点で読み返し、さまざまな感慨にふける。

 1972年8月17日 1.改造論登場  人気だけが先走る 問題は目標へのプロセス
 1972年8月18日 2.くるか“本道時代” カギ握る再配置税 『易い地価』に白羽の矢
1972年8月19日 3.新全総の行方 住民が開発に反対 環境守られる保証ない
 
 1972年8月21日 5.一千万人論  困難伴う過疎解消 ふえても道央集中の恐れ
 1972年8月19日 6.公害疎開?  住民の心配消えず 進出は要注意企業ばかり
 1972年8月19日 7.環境を守れ  強まる脱公害の声 住民主体のまちづくり必要

 「田中内閣の“目玉政策”にメスをいれてみる」。企画記事、初回のリード部分は、この言葉で締めくくられていた。
 恐らく、7回の連続記載。その年6月に日刊工業新聞社から出版された『日本列島改造論』。
 その本が、というよりも田中角栄内閣の施策が北海道の、日本経済に及ぼすであろう製作可否に、思い巡らしている。

 発行後、USA発の<ドルショック>に、本邦の通貨「円」は変動相場制に移行した。
 翌年には第四次中東戦争のあおりで、石油価格が暴騰、激しいインフレに見舞われた。
 「機能の国土分散」構想が、「道央一極集中」「原野商法、不在地主の頻発」「省エネ&省資源」。

 政策の選択。結果、それは誰のための利益を意図するものであったか、結果、果実をえたのは。
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地域密着、貢献度も高いはずながら 空知・米どころの短期高等教育250202
 地域密着、貢献度も高いはずながら 空知・米どころの短期高等教育250202

 掲示画像は25年2月2日に北海道内で主に読まれている新聞の記事。
 空知国は米どころ。その地で「産消協働=さんしょうきょうどう」の中核にあったのでは。
 そう思わせる短期高等教育機関に「26年度末閉校」の報道があった。

 「農学ビジネス学科(定員170人)の2,026年度以降の募集を停止」と発表。
 もう一学科あった保育科(定員70人)は昨年4月で募集停止しており、本年4月に入学する学生が修了することを最後に、閉校の決定をした。
 そういうことであろう。因みに24年4月で農学ビジネス科に23年度52人(註 定員充足=30.6%)、24年度入学者は保育科43人(註 同=61.4%).

その<農学ビジネス科の25年4月に入学志願者の低調>が、閉校決断の要因と伝えられている。
 立地する深川市は1万8819人(24年10月末)。同時期は周辺の空知国に259,73人、隣接する上川国に456,67を擁していた。
 入学者に地元出身者が多く、また、その多くが地元就職を希望する短期高等教育機関に学ぶ学生たち。

 そこで思い浮かべるのは「米どころ・空知」の「産消協働のポリシー」。
 それを実感させてくれたのが、深川駅構内に設けられていた深川物産館の存在。
 深川物産館は平成9=1,996年4月のオープン。「深川の特産品=買える」「ご当地グルメ=食べる」「深川の楽しみ方=遊び」を、揃える。
 https://www.city.fukagawa.lg.jp/kankou/pages2/ne5dau0000000ajg.html

 深川物産館から実に見事な「産消協働」を読み取り、経済のみならず食文化のポリシーの高さを読み取ったものだ。
 そこに短期高等教育機関がどれほど関わったか。そこは明確ではないが、高等教育機関をとりまくポリシーの高さ。
 そこに「農学ビジネス学科」が保育科を差し置いて<持続してきた意味>を、実感している。

 地域と短期高等教育機関の枠組み。
 ある意味、そのモデルケースであるような地域にあっても、教育機関を支えきれぬか。
 深く思いめぐらす点が、多いのだ。
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中心街&専門店街の吸引力 創設最優先 「北大通の未来]、思い熱く 経営者ら女性の初会合」250205『釧路新聞』10面
 中心街&専門店街の求心力・吸引力 その創設が最優先では・・・ 「北大通の未来、思い熱く 経営者ら女性の初会合」250205『釧路新聞』10面

 1)なにより当事者が立ち上がった。伊東義晃記者が伝えている。
 「釧路駅の高架が実現して商店街が整備される日まで、私たちは待っていられない」
 議論がすすむなかで、<北大通に思いを寄せる人の話題提供>で始まる。

 彼女たちは<中心街の今後にむけての考え&夢>をたたみかける。
 「「楽しいイベントを」「店の軒先にベンチ」は<店で求めた逸品を手に、語らいの時を>と、言うことなりや。
 「トイレをつかえる場所を」「花壇に花を」「クリスマスに北大通を歩く」・・・・・・。

2)駅の高架、大通公園、雨・露避けるアーケード。こうしたハードに優先するソフト&プログラム
 ここの議論が逆転していないか。

 3)中心街&専門店街は<文化を提供>。
 存在感を高め、その意義や意味を理解する人が増えねばならぬ。求心力や吸引力を高め、潜在的な意味・意義、そして可能性を顕在化することを急がねば。
 

(北大通に思いを寄せる人の話題提供)
「大好きな北大通をもっと盛り上げたい」「学生時代にはよく通っていたけど今はお店もなくなってしまった」「買い物をしていつも立ち寄る店でおしゃべりを」するのが楽しみでした」

(今後について考え&夢)
「楽しいイベントをやりましょう」「お店の軒先にベンチを置きましょう」「トイレをつかえる場所を増やしてほしい」「花壇に花を」「クリスマスに北大通を歩いてもらえるようにしたい」

(在来の商店街、経営者の語りか)
 「釧路駅の高架が実現して商店街が整備される日まで、私たちは待っていられない」「今、できること、私たちにも手の届きそうな未来や希望を語り合いたい」「自分たちの商売につながることをしていきたい」。

(中心街居住者以外=コーデネーターからの提案か)
 「皆さんの意見を集約するIT技術を生かした掲示板をつくりましょう」「自分の意見を言い放しではなく、同じような意見をグループ化していく作業をやっていきましょう」
「皆さんは付箋に自分の意見を書いてくれればいいのです」「皆さんの意見をまとめていきます」。
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[神」様不在の商戦なのか 恵方巻250203
[神」様不在の商戦なのか 恵方巻250203

3日、「恵方巻」を指して、埼玉県の神職さんが自身のFaceBookに投稿されていられた。
 「賢者は歴史に学び愚者は経験すら生かせない。残念な一日」と結び、「所詮人工催事か」と、書き起こしておられた。
 投稿者の真意を曲解してはいけないから、記載をお読みいただくこと、是非、お願いしたい。https://www.facebook.com/takashige.aoki.9

 いつの年であったか失念するも、広告社のデザイナーが相談にみえた。
 「くしろ大漁どんぱく」。フェス手バルに「神様をぜひ、据えたい」「どんな神様がよいか」。
 しばし考えて、鎮守社に円空作「くすり乃たけ ごんげん」が、ふさわしい。その由緒・縁起を申し上げた。

 ご来訪の方は、即座に納得のご様子。「これは、良い話を聴いた」。
 引き揚げて行かれたが、その後、具体化した話は聞いていないし、イベントの次第をみても、円空仏のみならず、<神様不在のまつり>は盛況をみせている。

 なぜ、円空仏bを。その説明は機会あらばとして、だ。
 <神様不在のまつり>。そう書くと、いかにも不遜のように聞こえるかもしれない。
 軽々しく「神社の祭り」と申しあげるのが間違いで、そこは「例大祭」なり「春季皇霊祭」と、重々しく申し上げるべきなのかも知れない。
 対して本州移住者に始まる北海道では、「産業まつり」「氷まつり」「港まつり」と、賑やか。

 いつの時か「バレンタインデー」の<たしなみ>のあることを知った。
 クリスマス・イブもそうだが、「神様ご不在」の<形式信仰>が受け継がれん、<本来の意味>が変形もしくは欠落の現象に気がつく。

 結論を急ごう。
 「その歳徳神の方向に面して<寿司>を食する」。
 これを民家で営むなら、下記の記載ではないか。

 1)旧年の収穫。勤労感謝の日にささげる素材に次ぐ材料で、お供えする<寿司>を用意。
 2)供物として供え、家族一同、拝礼の上、厳かに頂く。
 3)家族に供するが第一義ではなく、「神々に謝徳」の敬意を示すわけだから、素材は吟味、腕に<寄りをかけ>用意する。

 しかしこの案は定着すまい。
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四季の趣き 春あけぼの 夏夜 秋夕暮れ 冬つとめて 古文・漢文 枕草子」ETV250205
四季の趣き 春あけぼの 夏夜 秋夕暮れ 冬つとめて 古文・漢文 枕草子」ETV250205

 「春はあけぼの」「夏は夜」「秋は夕暮れ」「冬はつとめて」。お馴染み『 枕草子』の冒頭。
この四句を掲げて「四季のおもむき」=「一番良いところ」を巧みにと。
 番組案内に「豊かな感性とあふれる知性が魅力の『枕草子』」。
 「作者清少納言は、天皇の妻に仕えるエリート女官だった」。「雅な宮廷の文化を解説し、この古典をより面白く読む」。

 素直に読めても「冬はつとめて」部分。
 現代語訳は前掲書『枕草子」の「春はあけぼの」章では「冬=早朝(が良い)」。
 また、「木の花」章は、「雨うち降りたるつとめてなどは」の「つとめて=翌朝」と解するらしい。  https://manapedia.jp/text/5419  「manapedia」から。

 ETV番組「10min.ボックス 古文・漢文とは?」の一テーマ。
 「古典作品をもっと身近に感じ、より深く理解できる10分間!」。かく、案内中。
 掲載画は北海道東部の港湾都市の曙。夕映えの「美」を人は申すも、「曙が」のファン増加中。
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緑茶で認知機能の低下や記憶障害抑止250127
 <1日に3杯以上の緑茶を飲むことが、認知機能の低下や認知症から脳を守る可能性がある>。
 最新研究が「Nature」のパートナージャーナル「npj Science of Food」に1月7日に発表、と。 「NETWEEK」HPで「緑茶が「脳の健康」を守る可能性」と紹介。   https://www.newsweekjapan.jp/stories/lifestyle/2025/01/534182.php

 金沢大学大学院医薬保健学総合研究科の研究者らが「緑茶を飲むことと脳の白質病変の体積に関連があることを発見」と。
 筆者は日に2服。一杯がおよそ150CCほどの摂取量なるや。午前4時を期して起床。

 前日の白湯をまず、一杯。加熱して沸騰したところで茶碗に注ぎ150秒。
 teaスプーン一杯の茶葉を60秒煎じて、一服。1960年頃は一煎目を廃棄したが、現在はその一服目に<一日の旨さ>を表現。と、言うところ。
 一息ついて仕事を始めるも、さてさて。

 続きを閲覧。
 「(加齢とともに発生しやすい)大脳の白質に生じる損傷や異常」。フムフム。
 「脳の健康状態が悪化する可能性があり、血管性認知症やアルツハイマー病など認知機能の低下や記憶障害」にもつながる、と。そかそか。
 金沢大学の研究チームのほか日本国内7つの研究機関が参加したプロジェクト。
 そこが2016年から2018年にかけて食事アンケートとMRI(磁気共鳴画像法)による脳スキャンデータを収集。

 軽度の認知障害、認知症、または不完全なデータを除外した、65歳以上の8500人以上の被験者が1日に飲む緑茶とコーヒーの量に基づいてグループ分け。
 白質病変、海馬、脳全体の体積をMRI画像を用いて収集したデータの分析。
 病変は1)加齢とともに自然に縮小、2)慢性的なストレス、精神疾患、脳損傷でも組織は縮小。

 ともかく海馬は「記憶形成、空間認識、感情調節に関わる脳の重要な部位」。
 その退化、劣化、縮小を防止するために。
 「1日に20オンス(約2.5杯)の緑茶を飲む人は、7オンス(約1杯)以下の緑茶を飲む人に比べて白質病変の体積が平均3%低かった」
 「1日に50オンス(約6.25杯)の緑茶を飲む人は、7オンス(約1杯)以下のグループと比べて白質病変の体積が平均6%低いことが確認」。

 緑茶で認知機能の低下や記憶障害抑止250127
 ところで緑茶の摂取。含有物のシュウサンが尿道結石や腎結石の因となる。牛乳などに含まれるカルシュウムの飲用に努めたいが。
<1日に3杯以上の緑茶を飲むことが、認知機能の低下や認知症から脳を守る可能性がある>。
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人間力・学びやすさ・学習資源コスト低負担。苦悩する短期高等教育機関250201
 人間力・学びやすさ・学習資源コスト低負担 苦悩する短期高等教育機関250201

1月31日、北の『北海道新聞』が拓殖大学北海道大学の農業ビジネス学科が26年度から募集停止とする報を伝えた。
 ネットで南の『南日本新聞』が、「続く短大閉学ドミノ…」と。

 「生き残る道は『ハイブリッド型』への転換」。
 「地方に根強い公立短大ニーズも満たす手法とは?」
 「元学長は私大の公立化も視野に未来を語る」

 秋になって、日本最東端の看護専門学校が二校。こちらは揃って。
 専門学校3年履修+学部編入1年で「学士取得の道」開いたと報じている。
 ご多聞にもれず「志願者の定員割れ」。
 加えて「看護師をめざす」「看護師になりたい」の「次世代が少なくなっている」と聞かされた。

 念頭に浮かんだ点がある。東京で面談の某氏は申した。
 「院長は黒塗りの車で羽振りが良い」「しかし有資格者職員にお構いなし」
 「(そこで)なり手がなくなった」。
 
 その以前のこと。学校法人に「歯科衛生士養成校を」と関係機関に求められた、と。
 この報が関係者には流れていたようだ。
 顔をあわせるなり「(あの件は)どうなった?」と聴かれ、「ウチはやらない」。 
 
短期高等教育機関。その強みは資格付与にあったのではないか。
 少子化、公営事業の民営委託、非正規雇用の拡大。資格を得てもそれが尊重されない職場環境。
 要するに「大学は出たけれど・・・・・」の平成・令和版が、明確になった。
 
 少子化と4年制学部志向は、短期高等教育機関に厳しい。
 他方で本邦18歳人口の高等教育機関進学率。京都府が60%台なかば。
 以下、全国が50%台で、北海道は40%台、東北海道の港マチは30%台半ば。

 なんと10ポイントずつ差がついている。
 その<10ポイント>の差は<経済基盤の脆弱さ反映>と、筆者は考える。
 短期高等教育機関が求められるのは、当時<学びたくても、学べなかった>に応ずる点ではないか。

 企業から「即戦力」を求められる。企業にゆとりがなくなり、自前で職業教育の余裕なし。
 その内容は「即戦力=人間力」=つまり開発能力の高さか。
 また、地域の文化基盤強靭化のうえからも<開発能力向上>は不可欠と受け止める。

 他方で放送大学が存在感を発揮している。高齢者講座にも評価が高い。
 ところがそこには<学びにくさ>も内在。多様な学習システムの開発が遅れていると、見る。
 「子どもの通院で、どうしても欠席しなければななかった」。悔しそうに訴える。

 人間力・学びやすさ・学習資源コスト低負担。苦悩する短期高等教育機関250201
 「学びやすさ」には多様な学び方システムを豊富に。
 高額費負担の隘路には、公共の「人間への投資」をそこは先進国を標榜するに相応しく充当するとき。

 1960年前後。「高校全入」を地域課題とした。
 そこを克服の今、教育の質の高さを国民が享受できる時代に当面。
 国際的にも経済成長で大きく後れをとっている、わが国のめざす、方向ではないか。
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人生100年時代“学び続ける意味・価値”は釧路湿原シニア大学で。第11期生募集受付250115
 人生100年時代“学び続ける意味・価値”は釧路湿原シニア大学で。第11期生募集受付250115。

 釧路湿原シニア大学(遠藤潔理事長 2005年創立)は第11期生およそ40名を2月28日まで受け付けています。
 本科課程 2年間(毎月2回=第2・4火曜日 計100時間)。
 講座会場 釧路市生涯学習センター“まなぼっと幣舞”もしくは米町交流プラザ

 受講料は年間1万2000円。8割以上出席者に卒業証書・称号記を渡す。
 称号=市民カレッジ学士(シニア学地域再発見 釧路湿原シニア大学)。
 受付 釧路湿原シニア大学運営理事会(成瀬 090-6265-9890)へ。

 学びの内容 地域再発見=1)「地域理解講座」、2)「体験・実習」、3)見学ツアーほか。
 身につく成果 地域・人・情報との<新しい出会い>と親睦で、<学び続ける意味と価値>を会得。
 受講者の思い <居場所>に加え、<当面するかもしれぬ困難を解決するヒント>を学べる。
 
 釧路方式の運営 
  1)過年度学習者OB & OGによる自主運営、
  2)班別組織による団体動員生涯学習センター型基礎講座、
  3)受講者自治会組織による個別自主参加図書館型展開講座

 照会先 受付先。『広報くしろ』25年1月1日号13面に募集要項掲載(画像)。
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