水路維持
 「やさしさカケラもなし」「地域家族」「保育めぐる北海道&本州」 一つの書き込み「ちょいボラ3年」240503

 「ちょいボラ」=ちょいとだけボランティアをはじめて三年以上。近所の人たちは、認知症の人にはやさしさのカケラもない、です。
 市も、支援センターも、です。
 長生きも考えものだと思う今日、この頃です。(70歳台 女性)。

 憲法発布記念日、その日の書き始めで、封書にそえられた一葉箋に記載の内容。
 2009年12月6日に配達の道内配布紙の企画記事を思い出した。
 金子勇教授の談話で「地域家族」。その要旨を思い出すに、次の諸点ではなかったか。

 北海道では<核家族の快適な生活に始まっており、地域家族の成熟に及んでいない>。
 そうした趣旨ではなかったか。そこで遠い日の公共放送の番組を思い出した。
 ポイントは、本州の稲作地帯ならではの<暮らしの知恵と申すか、コミュニティ力の高さ>にある。

 地域の水利を維持する作業分担。本州の庶民住宅街で一人の<赤子を背負った女性が老女宅に現れた>。
 「私、水路維持の<作業当番>にあたって、居るの」。老婦人はすかさず、申した。
 「それはたいへん、私、赤ちゃんをあずかっているわ」。「行ってらっやしゃーい!!」。

 北海道ではどうか。マチなかを通過する水路清掃作業がないわけではな、ない。しかし、そこは北海道。一小流の水路が水田を潤す水路とは考えない。
 同じケースの申し出に、相談をうけた住民は答えるであろう。「それなら責任者に、『子供を守りせねば、預かってくれるヒトが居ないから」と断ると良い!!」。
 それが通る北海道と通りそうもない本州。

 他方で、「子をあずかる、預けても心配がない」の人間関係もまた、代々で築かれた本州&まだ未形成の北海道」。そうなるのでは、ないか。