共楽座 大正初期の芝居小屋 一葉の写真から220910。
共楽座 大正初期の芝居小屋 一葉の写真から220910。記載してみましたですよ。

共楽座  きょうらくざ
米町13番地、現在の釧路市米町公園駐車場に開設した演劇場。開設の時期は大正2年8月とみられ、昭和3年の新聞記事では「跡地」とあって他の地に移転していた。た。
ルネサンス様式といわれる美しい劇場は、ひときわ釧路町民の目をひきつけたに違いない。おしゃれな建物に背いて「芝居小屋」の名で呼ばれる。映画を上映する「活動写真館」とは明らかに区別されていた。
 「釧路第一劇場共楽座」と紹介する画像も残る。この劇場は「政友会」という政党の有志が建設運動を立ち上げて建設されており、「政談演説会」が開かれて支持者は熱弁を聞いた。
 「日本演劇のハナ」とうたわれた松井須磨子や川上音二郎らが釧路町に来ているが、政党間のライバル意識をうつし釧路駅に近い末広座という劇場と競いあった。その末広座が大正7年に焼失した跡地に共楽座は移る。そこで「恵比寿座」の名で開業した。