朱夏に白秋 四季の形容 「卓上四季」200831。北原白秋の名を聞くも。


 朱夏に白秋 四季の形容 「卓上四季」200831。北原白秋の名を聞くも。

 青春、朱夏、白秋、玄冬。
「春・夏・秋・冬の季節を人生と年代にあてはめた考え方」と。

 「月の最終日を尽日=じんじつ」。
中村草田男は「八月尽の赤い夕日と白い月」と詠んだ、と。
 古今和歌集の夏歌の最後。「夏と秋と行きかふ空の通ひ路はかたへ涼しき風や吹くらむ」とあるらしい。

 「ゆく夏に 名残る暑さは夕焼けを 吸って燃え立つ葉鶏頭」は、
松任谷由実さんの「晩夏」に、あるとも。

 末尾は、次で修飾される。 
「空は水色に、茜は紅に、歌詞の通り、空気は澄み色調がほのかに明るさを増す」 
「そんな微妙でやさしい変化は影を潜め、最近の気候は雨も風も荒々しい」、と。

 沖縄県に台風が接近。
北九州をかすめる予想針路。台風避難。
家に閉じこもり、難を避けつつ『1日誰とも 話さなくとも 大丈夫』(双葉社 2020年)を読む、か。