再発対処
 NHK番組「日めくり万葉集」。2月22日の放送はエッセイスト 岸本葉子が選者。

 岸本は大病の後、再発が心配でそこを生き抜くためにと読んだ、阿川弘之『雪の墓標』のなかに、しばしば「万葉秀歌」が引用されていることに、注目する。

 引用秀歌の多くは、友が知人を失ってつくる「挽歌」なのだと。
 病気再発の懸念。よく聴くことながら、「そうしたとき読む一冊」。選ぶことのできる人は、次に道がひらけるのかも。