オルゴール 下諏訪町
 朝のテレビ。今朝は下諏訪町のオルゴール物語。

 精密機械工業の町も、手作りオルゴールが中国製の安価なオルゴールに押されているそうな。

 オルゴールつくりに励む技術者、オルゴールに思い入れをもつ住民、オルゴールの音色と演奏に癒される人々。

 オーダーメードの、手作りオルゴールが、長い赤字経営から脱して、ようやく市民権をもつようになったそうで。数人ながらも、会社に雇用力も生まれてきているという。

 安価、機械製作、輸入品、見てくれの形とそれなりの音。それに、ダメを出すのは、やはり受け入れるヒトの耳、音感、敬意のような気がした。

 それは、教育で継承される鍛えられた水準で、識別の能力は、放っておいては、育たない文化度のような気がした。

 水準と魅力を知る親が、次の世代を引き上げる努力をしないと、支持基盤がなくなってしまうのだと、思う。