森 自然景観 文化
森林 自然景観 文化 2009年04月12日
 朝おきがけのNTV系列。午前6時半から15分間は「新ニッポン探検隊」。

 4月12日は奥多摩川の小菅村。多摩川上流の森が保水し、腐植土を増やして微生物を育てる。森を守る労働力は減少。10年たてば枝打ちが、15年たてば間伐が必要になるも、いまや上流部のみでは作業が滞る。

 作業が滞るのみではなく、上流部にある技術、文化、正業。それらをまとめた「知恵」が失われていく。
 「多摩川源流大学」が組織され、上流居住住民と次世代、下流部地域の住民との繋ぎ役に、高等教育機関(東京農業大学)が、介添えする図式。

 渓流に育つワサビで、地モノの蕎麦。この取り合わせ、それぞれをむすぶ生活の知恵を生かすステージが作られている。

 企図は成功するのか、実らないのか。それは、わからない。ただ、下流部の水不安が上流地域の元気にゆだねられては、いる。