観光案内人養成 北海道
 北海道の観光振興のため、道庁が企画して「観光案内人養成」にのりだすことになったと、地元の新聞。観光振興は、正しく、豊富な情報を伝えることのできるガイドの確保にありとは、しばしば言われていることながら。

 道庁が取り組むのはよいが、気になることがある。「アウトドアガイドボランティア」登録制度を立ち上げたが、ほどなく民間団体に養成と試験を委託した。

 そこまではよかったが、その民間団体に払っていた委託料を財政難から財布の紐をきつくし、とうとう支払わなくなってしまうということだ。養成制度と委託試験は、ために形骸化というより、維持できなくなっているーと、言う。

 役人は人事異動で部局がかわる。新任者は前任者のとりくみなど省みることなく新規事業に取り組み、軌道に乗りかけた事業は空中分解。

 人事異動で役人が動き、新しい事業が企画されるのもいかがかと思うが、全権掌握の知事は、その後先を考え、調整してしかるべきではないか。そうではなくて、調整能力ということなど、念頭にないというならわかるけれども。

編集 ペン : 初めまして♪せっかくの案もすぐに行き詰ってしまうようでは困ってしまいますね。こうした取り組みはある程度長期に構えて頂かないと優れたガイドさんは育たないと思いますが?