東谷 暁「石油・食糧危機 常識のウソ」
 東谷 暁「石油・食糧危機 常識のウソ」。『文藝春秋』10月号、特集企画のひとつ。
 本号では、政治家の資質をめぐって、飯島 勲「福田と小泉 総理の覚悟が違う」、田勢康弘「福田康夫 その虚像と実像」を掲載。

 「石油・食糧危機」が政策のありようを検討するなら、後者の「政治家の資質」は、小泉とポスト小泉の政治家の姿勢を問う。

 論じたのち印刷されているうちに、福田総理、突然の辞任、麻生新総裁の誕生、年内総選挙はもはや《必然》。
 論者ぼ想定の、「まさにわずかな想定」が現実となるめまぐるしい展開。

 「政治家の資質」と「石油・食糧危機」を読みながら、総選挙の選択は、「党首の顔」ではなく「政党の政策」により判断されるべきとの思いを抱く。

 増して、任命後一週間そこそこで大臣、辞任。辞任する大臣の仕事といえば、名刺配布と挨拶。業務の判断をする間もない辞任にも大臣歳費が税金から支払われる。
 人の名でなく、政党の体質が問われるべきと、思うが。