2004 02/24 21:51
Category : 日記
高校の放課後の美術室。
ひとり少女が絵を描いている。
少年が入ってくる。
「何描いてんだ?」
「君の三十年後」
「四十七歳だ。きっと中年のおっさんになってるな。おなかが出てて、禿げてるかもしれない」
「足が臭いかも・・・」
その絵はその少年のままの青い絵だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「好きなものをノートに書いていくの」
「好きなものがなかったら?」
「じゃあ、嫌いなものを書いていって、燃しちゃうの」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俺の好きなもの、ロードレーサー、かあさんの手料理、妹のふくれっつら、君の・・・、トム・ウェイツの声、ジダンのドリブル・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨夜遅く録りおきのビデオを見ていた。
ぼくはあのころより体重が五キロ増えていて、ウェストが六センチ広がっている。髪に少し白いものが混じっている。あのときの少女は某男性と結婚し、一児をもうけている(関係ない)。少年時代殺意を抱いた経験はない。が、今なら多少は理解できる。
ひとり少女が絵を描いている。
少年が入ってくる。
「何描いてんだ?」
「君の三十年後」
「四十七歳だ。きっと中年のおっさんになってるな。おなかが出てて、禿げてるかもしれない」
「足が臭いかも・・・」
その絵はその少年のままの青い絵だ。
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「好きなものをノートに書いていくの」
「好きなものがなかったら?」
「じゃあ、嫌いなものを書いていって、燃しちゃうの」
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俺の好きなもの、ロードレーサー、かあさんの手料理、妹のふくれっつら、君の・・・、トム・ウェイツの声、ジダンのドリブル・・・。
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昨夜遅く録りおきのビデオを見ていた。
ぼくはあのころより体重が五キロ増えていて、ウェストが六センチ広がっている。髪に少し白いものが混じっている。あのときの少女は某男性と結婚し、一児をもうけている(関係ない)。少年時代殺意を抱いた経験はない。が、今なら多少は理解できる。