2002 11/07 22:33
Category : 日記
いつものランチタイム、ウォーキングの折り返し点の整形外科で電気治療を受けているときだった。約三キロのウォーキングとその治療は、三年前、椎間板ヘルニアのレーザー手術を受けてから、ほとんど毎日欠かさずに続けているものだ。週末にゴルフをするために、二度と足が動かなくなるほどに腰椎を傷めないために。
横になって気持ちよく、ついうとうとなっていたときだった。なつかしい調べが有線放送から流れてきた。微妙にソフトにアレンジしてあるので、なかなか曲名が思い出せない。記憶をたどるようにハミングしてみる。だが、約五分間、調べが終わるまで思い出せなかった。
係りの二十代の女性がやってきて、腰から器具を外してくれるとき尋ねてみた。
「聴き覚えがあるんだけど思い出せない。さっきの曲の名前、知らないかい?」
「最近よく流れているんですよ。ええっと、なんだったかなあ?」
「映画音楽かなんかじゃないのかな?」
でも、自分でそうじゃないと思っていた。ズボンのベルトを締めながらたちあがって、ふと、窓から空を見上げてみた。
「あっ、オーバー・ザ・レインボー!」
「虹の彼方に!」
二人がとっさに気づいて声をあげたのは同時だった。そして、・・・・・。
「コンサートでエリック・クラプトンが歌ってた」
「CMで流れてるんですよ」
帰路を、勢いよく腕を振って闊歩しながら、Harold Arlen 作曲の「Somewhere over the Rainbow」を口笛で吹いていたことは言うまでもない。彼方に見える山々の紅葉はもうすぐになっていた。
横になって気持ちよく、ついうとうとなっていたときだった。なつかしい調べが有線放送から流れてきた。微妙にソフトにアレンジしてあるので、なかなか曲名が思い出せない。記憶をたどるようにハミングしてみる。だが、約五分間、調べが終わるまで思い出せなかった。
係りの二十代の女性がやってきて、腰から器具を外してくれるとき尋ねてみた。
「聴き覚えがあるんだけど思い出せない。さっきの曲の名前、知らないかい?」
「最近よく流れているんですよ。ええっと、なんだったかなあ?」
「映画音楽かなんかじゃないのかな?」
でも、自分でそうじゃないと思っていた。ズボンのベルトを締めながらたちあがって、ふと、窓から空を見上げてみた。
「あっ、オーバー・ザ・レインボー!」
「虹の彼方に!」
二人がとっさに気づいて声をあげたのは同時だった。そして、・・・・・。
「コンサートでエリック・クラプトンが歌ってた」
「CMで流れてるんですよ」
帰路を、勢いよく腕を振って闊歩しながら、Harold Arlen 作曲の「Somewhere over the Rainbow」を口笛で吹いていたことは言うまでもない。彼方に見える山々の紅葉はもうすぐになっていた。