2002 10/28 23:46
Category : 日記
古本屋が好きだった。
値段の安さじゃなくて、
雰囲気、匂いが好きだった。
人々の時代、書物の歴史が感じられて
えもいえぬ風情があったものだった。
近くに、一年前にできたBOOK1に
今日初めて行ってみた。
手に触れながら眺めていくうち、
奇妙な感覚に襲われた。
本自体は汚れてはいなかったのだが、
病原菌に触れたかのような気持ち悪さを感じはじめたのだ。
指先が汚染されたかのように、
指を一切使わず、
ハンドルを手のひらで抑えて
運転して帰ってきた。
石鹸で入念に手を洗って、
車のキーをぬれタオルで拭いた。
「いらっしゃいませ、こんにちは」
あの元気なマニュアルどおりの挨拶は、
マックのそれとおんなじだった。
それはまるで中古のハンバーグを売っているかのようだった。
値段の安さじゃなくて、
雰囲気、匂いが好きだった。
人々の時代、書物の歴史が感じられて
えもいえぬ風情があったものだった。
近くに、一年前にできたBOOK1に
今日初めて行ってみた。
手に触れながら眺めていくうち、
奇妙な感覚に襲われた。
本自体は汚れてはいなかったのだが、
病原菌に触れたかのような気持ち悪さを感じはじめたのだ。
指先が汚染されたかのように、
指を一切使わず、
ハンドルを手のひらで抑えて
運転して帰ってきた。
石鹸で入念に手を洗って、
車のキーをぬれタオルで拭いた。
「いらっしゃいませ、こんにちは」
あの元気なマニュアルどおりの挨拶は、
マックのそれとおんなじだった。
それはまるで中古のハンバーグを売っているかのようだった。