2002 06/23 23:49
Category : 日記
告白のとき迫り
瞼に涙あふれ
生まれたばかりの種を押し流すとき
中から呼びかける声がする
何かをつかもうと
危なっかしげに
絶望的にさえ聞こえる声が
過ちを振り返るのはやめよと
カインのように
成り行きをつなぐ鎖が見えたら断ち切れ
激しい怒りの瞬間に
神の手が見える
人間という現実に
どうにかぶらさがって生きているわたし
ふるえる木立ちの中に
荒磯の砂粒のように
瞼に涙あふれ
生まれたばかりの種を押し流すとき
中から呼びかける声がする
何かをつかもうと
危なっかしげに
絶望的にさえ聞こえる声が
過ちを振り返るのはやめよと
カインのように
成り行きをつなぐ鎖が見えたら断ち切れ
激しい怒りの瞬間に
神の手が見える
人間という現実に
どうにかぶらさがって生きているわたし
ふるえる木立ちの中に
荒磯の砂粒のように