2001 12/13 17:37
Category : 日記
相変わらず喪中はがきが毎日のように届く。
今日届いたのは,私が前社の役職に在任中に
直属の部下だった人の奥さんからのものだった。
十月に亡くなられたと記載されていた。
私が職を辞してよりおよそ六年半,
あのとき彼は定年間近だった。
三年前母が死んだときには御香料を頂戴していた。
体はもともと弱い人だったが,
のんびりと老後を楽しんでおられるものと思っていた。
年賀状のやりとりは欠かさず続いていたのだ。
私ははがきを受けとるなり電話をした。
電話の声ですぐに奥さんだということがわかった。
いつも控えめでやさしそうな方だった。
享年六十六歳,肝臓病による死だった。
二年程前から入退院を繰り返していたそうで,
入院先の病院で亡くなられていた。
病ではあまり苦しむこともなく,安らかに永眠されたという。
「いろいろとお世話になりましてねぇ,よく気を使っていただいて・・・・・,
あのころ主人はそう言って喜んでおりました。
今お電話があったことを仏前に報告してやります。きっと主人が喜びます」
と奥さんのすすり泣く声が聞こえてくると,
私の目に涙があふれてきた。
私は彼の入院のことを知らなかった。
いや、彼の葬儀すら知らずにいたのだ。
私はもらい泣きしてしまって,
はっきりとお悔やみの言葉を告げることができずに電話をおいた。
在職中から病気がちな人だった。
ずいぶんと年下の私が彼になにをしてあげられたのだろう?
厳しいことばかり言って困らせていたのではなかったか?
幾度となく反芻する気持ちは尽きない。
お供えを持って御参りに行かなければ・・・・・・・。
今日届いたのは,私が前社の役職に在任中に
直属の部下だった人の奥さんからのものだった。
十月に亡くなられたと記載されていた。
私が職を辞してよりおよそ六年半,
あのとき彼は定年間近だった。
三年前母が死んだときには御香料を頂戴していた。
体はもともと弱い人だったが,
のんびりと老後を楽しんでおられるものと思っていた。
年賀状のやりとりは欠かさず続いていたのだ。
私ははがきを受けとるなり電話をした。
電話の声ですぐに奥さんだということがわかった。
いつも控えめでやさしそうな方だった。
享年六十六歳,肝臓病による死だった。
二年程前から入退院を繰り返していたそうで,
入院先の病院で亡くなられていた。
病ではあまり苦しむこともなく,安らかに永眠されたという。
「いろいろとお世話になりましてねぇ,よく気を使っていただいて・・・・・,
あのころ主人はそう言って喜んでおりました。
今お電話があったことを仏前に報告してやります。きっと主人が喜びます」
と奥さんのすすり泣く声が聞こえてくると,
私の目に涙があふれてきた。
私は彼の入院のことを知らなかった。
いや、彼の葬儀すら知らずにいたのだ。
私はもらい泣きしてしまって,
はっきりとお悔やみの言葉を告げることができずに電話をおいた。
在職中から病気がちな人だった。
ずいぶんと年下の私が彼になにをしてあげられたのだろう?
厳しいことばかり言って困らせていたのではなかったか?
幾度となく反芻する気持ちは尽きない。
お供えを持って御参りに行かなければ・・・・・・・。