六日。七夕。上弦。雷電神社行など
ひさしぶりに遠足のような一日を過ごした。
ロケバスに遅れて乗り込んだら
すぐうしろの席に長岡、そのうしろに倉持さん。
運転席には杉田。
種から植えたという
百年以上かけて育った
大クスノキのある
古河第一小学校のあと
ひさしぶりに芳流に寄り
巨大なケヤキの古木のある雀神社へ。
それから三和の雷電神社に。
想い描いたままの
理想的な環境の古い神社だった。
エピソード7の舞台に決定。
それから、けやき広場へ。
実際に映写し、映り具合
カメラワークなどを決める。
デニーズに寄り飯の後
オールスタッフ。
東北道を東京へカムバック。
13時間の、夏の遠足のような
なんともこころやすまる
ロケハンになった。
移動中も食事中も
そっと寄り添うように
長岡がいた。
若い長岡に
ずっと勇気づけられていたな
家に戻り風呂に入って
エアコンで閉じていた
汗の穴を開き
水のように汗を噴き出しながら
しみじみ、思った。

独りでやってるわけじゃ
ねえだろーが。

そう、思った。

正調七夕となった八月六日。
空はどんよりと曇り
ときおり小雨が降ったが
年に一度の逢瀬がかなったような
気持ちのいい温泉に
ゆっくりとつかったような。

DJをきちんと離陸させ
世に出し
彼らの笑顔を見るまで
おれはもう弱音を吐くまい
と、決めた。

夢のような宣言を
支持しともに進んでくれた
彼らに
カタチで応えること。
それが、おれの
今後の生存理由だ。

そう、柄にもなく
書いておきたい。

深夜モード
では、ある。