奈良の夕日3.22
奈良から京都に向かうロケバスで、信号機の赤と同じ「赤」に焼きつけたような夕日を見た。あちこちで夕日を撮ってきたけど、今日のような禍々しい色の夕日を目撃したのは初体験。スタッフ全員、携帯カメラを起動することもなく呆然と沈んでいく夕日を車内から見守っていた。見つめていたとか眺めていたのではなく「見守っていた」。口をポカンと開け。目を点にして。新幹線のぞみの最終を待つ京都駅のビアホールで黒ビールを飲みながら、盆地なのになぜ地平線ギリギリまで見えていたのだろうと…興奮さめやらず。朝から昼過ぎまでの奈良は、鴬でも鳴き出すような春の気配。その後、一気に真冬のような冷え込みに。